京セラはガラケー時代から携帯端末を開発しているメーカーで、最近は高耐久性能が売りの「TORQUE」シリーズなど堅牢さを特徴にした端末をリリースしています。

その京セラのメインストリームのスマホ「DIGNO」シリーズの最新モデル「DIGNO V」がUQモバイルから発売されました。

通話に特化した機能を多数持っており、加えてDIGNOシリーズでも売りの耐久性もさらに進化しています。

この記事ではDIGNO Vについて性能、機能、価格など気になるところをまとめてみました。

端末選びの参考にしていただければ幸いです。

DIGNO Vのスペック

DIGNO Vのスペックは以下の通りです。

機種名京セラ DIGNO V
ボディカラーホワイト、ネイビー
サイズ (H×W×D)約 146mm×73mm×8.9mm
重量約 139g
OSAndroid 7.1
CPUQualcomm Snapdragon 430
1.4GH+1.1GHz 8コア
メモリ/ストレージRAM 2GB/ ROM 16GB
外部メモリmicroSDXC (最大 256GB)
ディスプレイ5.0 インチ液晶
解像度720 x 1280 ピクセル
カメラアウトカメラ: 1300 万画素
インカメラ: 500 万画素
バッテリー2,600mAh
SIM スロットnanoSIM
DSDS
(2 回線同時待ち受け )
×
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/ac
BluetoothBluetooth 4.2
おサイフケータイ
防水 / 防塵〇(IPX5/8) /〇(IP5X)
ワンセグ / フルセグ×
価格33,804円(税込)

DIGNO VはSoCにミドルクラスのSnapdragon 430を搭載しています。

ASUSのZenFone 3 Laserなどに搭載されているSoCで、性能的には一世代前のミドルスペックです。

メールやSNS、ブラウジングやちょっとゲームをする程度であれば問題ありませんが、最新ゲームなど高いスペックを要求されるアプリでの動作は期待できません。

RAMは2GBと複数のアプリを同時起動するには心もとない容量ですので、Android7の新機能であるマルチウインドウもあまり活かせないでしょう。

ストレージも16GBと少なく、メイン端末として使うにはmicroSDでの増設が必要です。

全体的なスペックだけで言えばエントリーとミドルの間といったところで、価格からするとスペックは低めです。

しかしDIGNO Vは防水性能などの機能面が海外製スマホより充実しているので、それも含めた評価が必要でしょう。

DIGNO Vのカメラ性能など機能面について

DIGNO Vのカメラは背面1300万画素、前面500万画素で平均的な性能です。

価格からすると背面、前面ともあと300万画素ほど多くてもよかったところですが、ひとまずは可もなく不可もなくといったところでしょう。

レーザーオートフォーカスなどのハード的な機能も含め、特別な機能はないシンプルな作りです。

カメラ以外の機能では近接センサーや光センサー、おサイフケータイを搭載していますが、指紋認証やNFC、ワンセグ、フルセグには非対応です。

特にワンセグは前機種のDIGNO Wでは使えたので、仕様の変化に注意してください。

取説などにはジャイロスコープについての記載はありませんが、DIGNO Wも記載はなかったものの搭載されていたので、今回も搭載されている可能性はあります。

デザイン面で特徴的なのが、ディスプレイの下(手前)に電源ボタンが付いていることです。

他機種では上部もしくは側面にあるものがほとんどですが、こちらは前面にありボタンのサイズも大きいので、机の上などに置いた状態でも操作しやすくなっています。

音声通話に特化した機能を搭載

DIGNO Vの大きな特徴が音声通話に特化した機能を複数搭載していることです。

ディスプレイを振動させ、骨伝導によって音を伝える独自技術「スマートソニックレシーバー」により、騒がしい場所でも電話の音がはっきりと聞こえるようになっています。

また、相手の声が聞き取りにくい場合は「聞こえ調整」を使って相手の声を自分が聞きやすい音質に調整できます。

快適なのは音声通話中だけではありません。

着信の際に、同じ相手から10分以内に2回以上の不在着信があった場合は着信がある度に着信音が大きくなったり、バイブを長く振動させたりして、着信に気づきやすいようにしています。

UQ mobileの料金プランは定額通話が込みになっているものが多く、音声通話をよく使う人に向いた格安SIMですので、音声通話が快適にできるDIGNO VとUQ mobileの相性は抜群です。

自慢の耐久性はさらに進化

DIGNOシリーズの特徴でもあるのが耐久性の高さです。

防水・防塵機能を完備しており、雨の中や水回りでも安心して使えます。

さらにDIGNO Vはアメリカ国防総省の調達基準に準拠した6つの試験をクリアしています。

それにより落下に強い「耐衝撃」、夏の海辺や冬の雪山など、厳しい温度環境に強い「温度耐久」、そして激しい揺れにも耐えられる「耐振動」を備えています。

これまでのDIGNOシリーズよりもさらに耐久性が高くなり、厳しい環境下でも安心して使うことが可能です。

DIGNO Vのメリット・デメリット

DIGNO Vのメリットは以下の通りです。

  • 音声通話が快適になる機能を多数搭載
  • さらに高くなった耐久性
  • おサイフケータイが使える
  • 企画、開発、試験、製造などをすべて国内で実施している安心感

DIGNO Vは「スマートソニックレシーバー」や「聞こえ調整」などの音声通話を快適に行うための独自機能を多数搭載しているため、音声通話がメインのユーザーが多いUQ mobileとは相性の良いスマホです。

耐久性の高さもDIGNO Vの特徴で、防水・防塵に加えて耐衝撃、耐振動、温度耐久を備えました。

さまざまな場面で、故障を心配することなく利用できます。

企画から製造までのすべてを国内で実施している、正真正銘のMADE IN JAPANである点も安心感を高めてくれます。

DIGNO Vのデメリットは以下の通りです。

  • 性能はDIGNO Wから据え置き
  • UQ mobileでしか購入できない
  • ワンセグが利用できない

DIGNO Vと前モデルであるDIGNO Wを比べると、CPUやメモリとストレージの容量、さらにカメラの性能や画面の解像度まで一緒です。

もちろん通話が快適にできたり耐久性が高かったりとスペック以外で違いは見られますが、せっかく新機種を出すならスペックの向上を期待する人も多いでしょう。

DIGNO VはSIMフリースマホではありますが、UQ mobileでしか購入できません。

国産モデルなのでおサイフケータイを使えるのがメリットでしたが、反面ワンセグは使えなくなっています。

DIGNO Wでは使えたので、ワンセグをよく使うという人は気を付けましょう。

DIGNO Vの発売日と価格

DIGNO Vは7月14日に発売され、価格は税込みで33,804円です。

スペックだけを見ればあと1万円程度安くてもいいくらいなので、防水やおサイフケータイ、通話関連機能などの機能面にどれだけの価値を見出せるかで価格を高いとみるかどうかが変わってくるでしょう。

またUQモバイルのみでの販売になりますので、ぴったりプランなどの割引を活用できます。

おしゃべりプランおよびぴったりプランのSでは2年間の負担金は324円、MまたはLでは0円となります。

おしゃべりプランやぴったりプランは2年間の縛りなどの制約がありますが、それが問題ない人であればわずかな負担金で手に入れられるのでこちらがおすすめです。

UQモバイルのプランなどを含むまとめは以下になりますのでこちらもご覧下さい。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/uqmobile/”]

まとめ

DIGNO Vは音声通話が快適に出来ることと耐久性の高さが売りのスマホです。

UQ mobileでしか購入できませんが、UQ mobileなら音声通話がお得に出来るので、音声通話がメインの人ならUQ mobile + DIGNO Vの組み合わせが最適でしょう。

防水・防塵だけでなく、落下の衝撃や低/高音環境、激しい揺れなどにも強いため、登山やキャンプといったアウトドアでも故障を心配することなく利用できます。

格安SIMでも音声通話をたくさん利用する人や、スマホを安心して長く使い続けたい人におすすめです。

DIGNO VはUQモバイルにて取り扱い中です。

取り扱い:UQモバイル

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2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。

色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

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現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。

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主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。

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