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ユニークな特徴を持つSIMフリースマホを次々とリリースしているモトローラから、新たに「Moto Z2 Play」が登場しました。
2016年9月に発売された「Moto Z Play」の後継機となるミドルスペックスマホで、スペックやカメラが強化され、本体サイズは薄く小さくなるなど、あらゆる面で進化しています。
またMoto Zシリーズの特徴である拡張機能「Moto Mods」も新デバイスが追加されるなど充実してきています。
この記事では「Moto Z2 Play」のスペックや比較などをまとめました。
購入の参考にしていただければ幸いです。
目次
Moto Z2 Playのスペック
では早速「Moto Z2 Play」のスペックを見ていきましょう。
| 機種名 | Moto Z2 Play |
|---|---|
| ボディカラー | ルナグレー、ファインゴールド、ニンバス |
| サイズ (H×W×D) | 約 156.2mm × 76.2 mm × 5.99 mm |
| 重量 | 約 145g |
| OS | Android 7.1.1 、 Nougat |
| SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 626 2.2GHz （オクタコア） |
| メモリ／ストレージ | RAM 4GB ／ ROM 64GB |
| 外部メモリ | microSD 、 UHS-I 対応 ( 最大 2TB) |
| ディスプレイ | 約 5.5 インチ有機 EL |
| 解像度 | 1920 x 1080 ピクセル |
| カメラ | メインカメラ： 1200 万画素（ ƒ /1.7 ） |
| インカメラ： 500 万画素 | |
| バッテリー | 3,000 mAh |
| 通信 | 4G: B1/B3/B5/B7/B8/B19/B20/B28 TDLTE B38/B40/B41 3G: B1/B2/B5/B8/B19 （ B6 含む） 2G: 850MHz/900MHz/1800MHz/1900/MHz |
| SIM スロット | nano-SIM×2 |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n 2.4 GHz + 5 GHz |
| GPS | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 4.2 + LE + EDR |
| 加速度センサー | ○ |
| 近接センサー | ○ |
| 指紋認証センサー | ○ |
| ジャイロスコープ | ○ |
| NFC | ○ |
| Felica | × |
| 防水 / 防塵 | △ （撥水ナノコーティング） / × |
| 接続、その他の機能 | Moto Mods コネクター、 USB-C ポート、 3.5mm イヤホンジャック |
| 本体価格 | 税込 58,104 円 |
SoC(CPU)はQualcomm社製のミドルスペックモデル向けSoCの「Snapdragon626」を搭載しています。
前モデルである「Moto Z Play」や日本でも人気の「ZenFone 3」に採用されている「Snapdragon 625」の上位版で、クロック数が2.0GHzから2.2GHzへと引き上げられ、性能がアップしました。
RAMは4GB、ストレージは64GBとミドルスペックスマホとしてはかなり容量が大きくなり、同社のハイスペックモデル「Moto Z」と全く同じになりました。
CPUがまずまず速く、RAMも大容量なので複数のアプリの同時起動にもある程度は耐えられます。
ディスプレイには有機ELを採用していて、液晶よりもコントラストに優れた表現が可能です。
バッテリー容量は3,000mAhとMoto Z Playよりもやや少なくなりましたが、その分だけ重量が134g軽くなり、厚さも5.99mmと薄くなりました。
拡張周辺機器「Moto Mods」がさらに充実
Moto Z2 PlayはMoto Z PlayやMoto Zと同様、Moto Modsという専用の周辺機器を装着することで機能拡張が可能です。
これまでに10倍ズームが可能になるレンズユニット「Hasselblad True Zoom」や最大70インチで投影可能なプロジェクターになる「Moto Insta-Share Projector」など5種類がありました。
そして新たにワイヤレスで充電が可能になる「ワイヤレス充電キャップ」、3490mAhのバッテリーを内蔵し本体の急速充電に対応したバッテリーパック「Turbo Powerパック」が発表されたほか、夏にはゲームコントローラも発売されるようです。
Moto Modsは本体にプラスαの機能を付与することでよりガジェットとしての魅力を増すことができるものなので、今後の更なる充実にも期待したいです。
Moto Z2 Playのカメラ、指紋認証機能などその他の機能について
次はMoto Mods以外の機能面を見ていきましょう。
まずはカメラです。Moto Z2 Playのカメラは背面1200万画素、前面500万画素となっていて、画素数に関しては前モデルのMoto Z Playより低くなりました。
しかしデュアルピクセルオートフォーカス技術を採用したため、オートフォーカスに使われる画素は従来の10倍に増加しています。
レーザーオートフォーカスも搭載しており、この2つのオートフォーカス技術を使うことで暗所などでも正確かつ高速のオートフォーカスを実現しました。
レンズの口径もf/2.0からf/1.7と大きくなったことで取り込む光量も25%増え、明るくて鮮明な写真を撮影することができます。
カメラ以外の機能としては指紋認証機能がMoto Z2 Playでさらに進化しておりロックの解除はもちろん、一つ前の画面に戻る、ホーム画面へ移動、画面のロックなど従来のナビゲーションボタンのように使えます。
これまでと同様Motoアクションというジェスチャー機能も搭載していて、手首をひねるとカメラ起動、２回振り下ろすとライト点灯など画面での操作なしに直接機能を呼び出すことができます。
またMoto Zなどと同様に3G+4GのDSDS（デュアルSIMデュアルスタンバイ）にも対応していて大手キャリアと格安SIMを併用したり、2つの電話番号をプライベートと仕事で使い分けるといった使い方が可能です。
Moto Z2 PlayをMoto Z、Moto Z Playと比較
Moto Z2 PlayをフラグシップモデルであるMoto Z、そして前機種であるMoto Z Playと比較してみました。
まずはMoto Zとの比較表は以下の通りです。
| 機種名 | Moto Z2 Play | Moto Z |
|---|---|---|
| ボディカラー | ルナグレー、ファインゴールド、ニンバス | ブラック、ホワイト |
| サイズ (H×M×D) | 約 156.2mm × 76.2 mm × 5.99 mm | 約 153.3mm×75.3mm×5.19mm |
| 重量 | 約 145g | 約 136g |
| OS | Android 7.1.1 、 Nougat | Android 6.0 |
| SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 626 2.2GHz （オクタコア） | Qualcomm Snapdragon 820 MSM8996 1.8GHz （クアッドコア） |
| メモリ／ストレージ | RAM 4GB ／ ROM 64GB | RAM 4GB ／ ROM 32GB or 64GB |
| 外部メモリ | microSD 、 UHS-I 対応 ( 最大 2TB) | microSDXC( 最大 2TB) |
| ディスプレイ | 約 5.5 インチ有機 EL | 約 5.5 インチ有機 EL |
| 解像度 | 1920 x 1080 ピクセル | 2,560 x 1,440 ピクセル |
| カメラ | メインカメラ： 1200 万画素（ ƒ /1.7 ） | メインカメラ： 1300 万画素（ ƒ/1.8 ） |
| インカメラ： 500 万画素 | インカメラ： 500 万画素 | |
| バッテリー | 3,000 mAh | 2,600mAh |
| 通信 | 4G LTE ： B1/3/5/7/8/19/20/28/38/40/41 3G: B1/2/5/8/19(B6 含む） 2G: 850MHz/900MHz/1800MHz/1900/MHz | 4G LTE ： B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/25/28/38/40/41 3G: B1/2/4/5/8/19（ B6 を含む） 2G: 850MHz/900MHz/1800MHz/1900/MHz |
| SIM スロット | nano-SIM×2 | nano-SIM×2 |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n 2.4 GHz + 5 GHz | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
| GPS | ○ | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 4.2 + LE + EDR | Bluetooth 4.1 LE |
| 加速度センサー | ○ | ○ |
| 近接センサー | ○ | ○ |
| 指紋認証センサー | ○ | ○ |
| ジャイロスコープ | ○ | ○ |
| NFC | ○ | ○ |
| Felica | × | × |
| 防水 / 防塵 | △ （撥水ナノコーティング） / × | × / × |
| 接続、その他の機能 | Moto Mods コネクター、 USB-C ポート、 3.5mm イヤホンジャック | Moto Mods コネクター、 USB-C 3.5mm ポート |
| 本体価格 | 税込 58,104 円 | 税込 89,884 円（ amazon ） |
Moto Zはハイスペックモデル、Moto Z2 Playはミドルスペックという位置づけですが、かなり性能が近いことが分かります。
CPU性能ではMoto Z2 Playが若干劣るものの、RAMとストレージ容量は全く同じです。
カメラでは画素数はMoto Zが100万画素上、F値ではMoto Z2 Playの方が上で明るい写真を撮れます。
その他ではディスプレイの解像度はMoto Z、バッテリー容量はMoto Z2 Playがそれぞれ優れています。
総合的に比較すると性能ではMoto Zのほうが上ですが、値段も考慮するとMoto Z2 Playはかなりコスパが高いと言えます。
次にMoto Z Playとの比較です。
| 機種名 | Moto Z2 Play | Moto Z Play |
|---|---|---|
| ボディカラー | ルナグレー、ファインゴールド、ニンバス | ブラック、ホワイト |
| サイズ (H×W×D) | 約 156.2mm × 76.2 mm × 5.99 mm | 約 156.4mm × 76.4mm × 6.99mm |
| 重量 | 約 145g | 約 165g |
| OS | Android 7.1.1 、 Nougat | Android 6.01 Marshmallow |
| SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 626 2.2GHz （オクタコア） | Qualcomm Snapdragon 625 MSM8953 2GHz （オクタコア） |
| メモリ／ストレージ | RAM 4GB ／ ROM 64GB | RAM 3GB ／ ROM 32GB |
| 外部メモリ | microSD 、 UHS-I 対応 ( 最大 2TB) | microSDXC( 最大 2TB) |
| ディスプレイ | 約 5.5 インチ 有機 EL | 約 5.5 インチ有機 EL |
| 解像度 | 1920 x 1080 ピクセル | 1,920 x 1,080 ピクセル |
| カメラ | メインカメラ： 1200 万画素（ ƒ /1.7 ） | メインカメラ： 1600 万画素（ ƒ/2.0 ） |
| インカメラ： 500 万画素 | インカメラ： 500 万画素 | |
| バッテリー | 3,000 mAh | 3,510 mAh |
| 通信 | 4G: B1/3/5/7/8/19/20/28/38/40/41 3G: B1/2/5/8/19 （ B6 含む） 2G: 850MHz/900MHz/1800MHz/1900/MHz | 4G LTE ： B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28/38/40/41 3G: B1/2/4/5/8/19 （ B6 を含む ) 2G: 850MHz/900MHz/1800MHz/1900/MHz |
| SIM スロット | nano-SIM×2 | nano-SIM×2 |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n 2.4 GHz + 5 GHz | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
| GPS | ○ | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 4.2 + LE + EDR | Bluetooth 4.0 + LE + EDR |
| 加速度センサー | ○ | ○ |
| 近接センサー | ○ | ○ |
| 指紋認証センサー | ○ | ○ |
| ジャイロスコープ | ○ | ○ |
| NFC | ○ | ○ |
| Felica | × | × |
| 防水 / 防塵 | △ （撥水ナノコーティング） / × | △ （撥水ナノコーティング） / × |
| 接続、その他の機能 | Moto Mods コネクター、 USB-C ポート、 3.5mm イヤホンジャック | Moto Mods コネクター、 USB-C 3.5mm ポート |
| 本体価格 | 税込 58,104 円 | 53,800 円前後 |
Moto Z Playと比べるとバッテリー容量とメインカメラの画素数が下がりましたが、それ以外に関してはすべてグレードアップしています。
CPUが強化され、RAMとストレージも増加しました。
バッテリーが少なくなった分だけ本体は薄く・軽くなり、持ちやすさも向上しています。
値段はMoto Z2 Playのほうがやや高いですが、完全にMoto Z Playの上位互換と言えますね。
Moto Z2 Playのメリットとデメリット
Moto Z2 Playのメリットは以下の通りです。
- Moto Modsで機能を拡張できる
- 大容量のRAMとストレージ
- DSDS対応
- TurboPower Chargerの急速充電対応
- Moto Z Playよりも薄く、軽くなった
- より多機能になった指紋認証センサー
- 撥水ナノコーティングで雨や水しぶきにも強い
Moto Z2 PlayもMoto Z やMoto Z Playの特徴であるMoto Modsに対応しています。
新しいMoto Modsも発表されており、より自由にカスタマイズすることが可能です。
Moto Z Playと同じくミドルスペックという位置づけではありますが、CPUが強化され、RAMとストレージの容量も大幅に増えたため、ハイスペックモデルにも負けない性能になっています。
また、従来の機種同様、撥水ナノコーティングがされています。
防水ほどではありませんが、でもちょっとした雨やしぶき程度なら耐えられます。
海外製のスマホは防水機能がないことがほとんどなので、撥水があるだけでもありがたいです。
Moto Z2 Playのデメリットは以下の通りです。
- au系の格安SIMは使えない
- 端末価格はミドルスペックとしては高い
- Moto Modsによる拡張はさらにコストがかかる
- 防水・防塵やワンセグ、おサイフケータイは非対応
- バッテリー容量が少なくなった
Moto Z Playはau系の格安SIMが使えませんでしたが、Moto Z2 Playも使うことができません。
auの格安SIMが使えるSIMフリースマホは少ないのですが、もし使えればDSDS機能ももっと有効に活用できただけに残念ですね。
またスペックが高めとはいえ、ミドルスペックのスマホとしては５万円台と少し値段が高めなのもデメリットです。
Moto Modsを使いたい場合は数千円～数万円の出費が必要なため、さらにコストがかかります。
また防水・防塵やワンセグ、おサイフケータイにも非対応です。
Moto Z Playよりもスペックが向上した一方で、Moto Z Playの機能面でのデメリットはそのまま引き継ぐ形となりました。
Moto Z2 Playの価格と発売日
Moto Z2 Playの価格は58,104円、6月29日より発売されています。
ネットショップや公式通販サイトのmoto store、家電量販店で購入が可能なほか、格安SIMではIIJmioが取り扱っています。
まとめ
Moto Z2 PlayはMoto Z Playの特徴でもあったMoto ModsやDSDSといった機能はそのままに、CPUやRAM、ストレージが強化され、より使いやすくなりました。
ハイスペックであるMoto Zにも負けない性能になったので、Moto Modsを使いたい人でよほどスペックを重視する人以外ならこのMoto Z2 Playがおすすめです。
Moto Z2 Playは以下で取り扱っています。
取り扱い1：IIJmio
2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。
色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
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現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。
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主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]