通信費を下げようと格安SIMに移行してしばらく使っている人も多いと思いますが、格安SIMで多い悩みといえば「昼の通信速度」です。

昼休みに以前見た面白い動画を友達に見せようとしたのに通信速度が遅くてまともに再生できず、残念な感じになってしまった‥なんて経験をした人も多いでしょう。

昼12時台は一斉に昼休みに入ることから利用者が増え、動画再生をはじめとしたデータのダウンロードにかなり時間がかかってしまうことがあります。

キャリアの方が速いのはわかっているけど自由に使えるお金も限られているし今更高い料金を払いたくない、でも通信速度がもう少し速ければなあ‥と思いながらも我慢している人も多いのではないでしょうか。

確かに多くの格安SIMは昼に速度が低下することから、「安さと速さはトレードオフ」だと思われがちです。

しかし格安SIMの中には安さと速度を両立し、昼でも十分な速度が維持できるものがいくつかあります

今回は昼でも通信速度が落ちない格安SIMについて紹介します。

昼でも速度が出る格安SIMはワイモバイルとUQモバイル

当サイトでは3年に渡って月1回各社の速度計測を行っていて、その結果から言えば12時台になっても速度が落ちないのはワイモバイル、UQモバイル、mineoの3社に絞られます。

ただしmineoは他の2つに比べると安定性に欠け、場合によってはかなり速度が落ちる時もあります。

いつも昼に使っている人はもちろんのこと、たまたま使いたい時に遅かった場合のことを考えると、速度の安定性は重要です。

UQモバイルとワイモバイルは昼夜問わず安定して速いので、「速度+安定性」で考えるとこの2社に絞られます。

なおmineoにはプレミアムコースという一般回線とは異なる専用の帯域を使う高速のプランがあるのですが、定員が少なく現在は募集していません。

正式サービスとして誰でも契約できるようになった際には改めて確認したいと思います。

なお直近の速度計測結果は以下の通りです。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mvno-sim-speedtest-2017-12/”]
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mvno-sim-speedtest-2017-11/”]

UQモバイルとワイモバイルのプランと価格

2社の基本プランと月額料金をまとめました。

まず以下がUQモバイル。

 月額基本料データ容量無料通話契約期間
(最低利用期間)
ぴったりプランS1,980円~※1
(2年目以後2,980円)
2GB※21,200円(30分)2年(自動更新)
ぴったりプランM2,980円~※1
(2年目以後3,980円)
6GB※22,400円(60分)2年(自動更新)
ぴったりプランL4,980円~※1
(2年目以後5,980円)
14GB※23,600円(90分)2年(自動更新)
おしゃべりプランS1,980円~※1
(2年目以後2,980円)
2GB※25分間かけ放題
(回数無制限)
2年(自動更新)
おしゃべりプランM2,980円~※1
(2年目以後3,980円)
6GB※25分間かけ放題
(回数無制限)
2年(自動更新)
おしゃべりプランL4,980円~※1
(2年目以後5,980円)
14GB※25分間かけ放題
(回数無制限)
2年(自動更新)
データ高速プラン980円3GBなしなし
データ高速+音声通話プラン1,680円3GBなし12カ月(自動更新なし)
データ無制限プラン1,980円無制限
(通信速度500kbps)
なしなし
データ無制限+音声通話プラン2,680円無制限
(通信速度500kbps)
なし12カ月(自動更新なし)

次はワイモバイルです。

 月額基本料データ容量無料通話契約期間
(自動更新)
スマホプランS1,980円~※12GB※210分以内の通話
(回数無制限)
2年
スマホプランM2,980円~※16GB※210分以内の通話
(回数無制限)
2年
スマホプランL4,980円~※114GB※210分以内の通話
(回数無制限)
2年
データプランS1,980円~1GB通話なし3年
データプランL3,696円~7GB通話なし3年
ケータイプランSS934円なしワイモバイル/ソフトバンクへの
1時~21時の通話は無料
2年
ケータイプラン1,381円7GBワイモバイルへの通話は24時間無料3年

ワイモバイルはケータイプラン、UQモバイルはデータ無制限プランがあるのが特徴的ですが、メインのスマホプラン、おしゃべりプラン、ぴったりプランは価格、サービス内容とも似通っています

使える端末によってどちらかを選ぶ

ワイモバイルとUQモバイルはどちらも高速で、キャリアとほぼ変わらない通信速度を誇っています。

プラン内容や価格も似ていてそれらの面では甲乙つけがたいので、移行する際に使える端末で決めるのも一つの考え方です。

iPhoneの場合は、SIMロック解除すればどの系統の格安SIMでも利用する事が可能です。

android端末の場合は、UQモバイルで使えるのはau系の周波数とauVoLTEに対応している端末です。

特にauVoLTEは海外製のSIMフリー端末ではASUSのZenFoneシリーズなど一部の端末しか対応していません

非対応端末では通話ができませんので、必然的にUQモバイルは選択肢から外れます。

対してソフトバンク系のワイモバイルはauVoLTEに対応していなくても通話ができ、周波数もSIMフリー含め多くの端末が対応しています。

使える端末の幅ではワイモバイルが一歩リードしていると言えるでしょう。

以上から端末を使いまわす場合は今お使いの端末がauで購入したものであればUQモバイルを、ソフトバンク系の端末や海外メーカーのSIMフリースマホであればワイモバイルを選ぶのが安心です。

ドコモで購入した端末はSIMロック解除した際の使える周波数にもよるのですが、いわゆる700MHz~800MHzのプラチナバンドが非対応の端末が多く郊外での電波の掴みに問題があることが多いので、iPhone以外は使わないのが無難です。

キャンペーンで選ぶ

iPhoneの場合はワイモバイルでもUQモバイルでも使えるので、その際はキャンペーンを比較するのがおすすめです。

格安SIM各社では積極的にキャンペーンが行われており、ワイモバイルとUQモバイルのどちらにもキャッシュバックがあるので比較してみましょう。

2018年1月現在行われている2社のキャッシュバックキャンペーンを比較すると以下のようになります。

ワイモバイルUQモバイル
スマホプランL‥15,000円おしゃべりプラン/ぴったりプランL‥13,000円
スマホプランM‥15,000円おしゃべりプラン/ぴったりプランM‥11,000円
スマホプランS‥10,000円おしゃべりプラン/ぴったりプランS‥10,000円
データ高速+音声通話プラン‥5000円

比較すると、スマホプランSとおしゃべりプラン/ぴったりプランSは同額の10,000円で、それより上のプランではワイモバイルが上回っています

またキャッシュバックの内容もUQモバイルはJCBギフトカードなのに対し、ワイモバイルは郵便為替で直接現金化できるのも強みです。

キャッシュバックキャンペーンではワイモバイルがリードしているといっていいでしょう。

結論:au系端末の人はUQモバイル、それ以外の人はワイモバイルへ!

これまでの比較から言えば、どちらも利用できる場合はキャンぺーン内容が優れているワイモバイルがいいでしょう。

UQモバイルも決して劣っているわけではありませんが、サービス内容が近いが故にわずかのリードが大きな差となっています。

とはいえ端末を買いなおすのに比べれば、au系の端末を持っている人はUQモバイルにした方が得なのは間違いありません。

速度を重視する人でau系端末を使いたい人はUQモバイル、それ以外の人はワイモバイルにするのがおすすめです。

ドコモで購入したandroid端末を使う人は、事前に対応周波数を確認してから移行してくださいね。

今回紹介した2社はキャッシュバックキャンペーンを適用して以下のリンクから契約が可能です。

取り扱い1:ワイモバイル

取り扱い2:UQモバイル