中国のスマホメーカーZTEは価格比の性能が高い、いわゆるコストパフォーマンスの高い製品を多く販売しています。

日本国内のスマホ市場における中国企業の中でもHUAWEIと1、2を争う存在感を発揮しているメーカーです。

そんなZTEの代表的なスマホシリーズであるBladeシリーズの最新機種「ZTE Blade V8」が日本でも発売されます。

デュアルレンズカメラが搭載されたミドルスペックのスマホでありながら、価格は3万円台とやはりコスパの高さが魅力の一台です。

この記事ではZTE Blade V8について性能、機能、価格など気になるところをまとめてみました。

端末選びの参考にしていただければ幸いです。

ZTE Blade V8のスペック

ZTE Blade V8のスペックは以下の通りです。

機種名ZTE Blade V8
ボディカラーシャンパンゴールド、
ミッドナイトグレー
サイズ(H×W×D)約148.4×71.5×7.9mm
重量約141.6g
OSAndroid 7.0
CPUQualcomm Snapdragon 435
1.4 GHz+1.1GHz 8コア
メモリ/ストレージRAM 3GB/ROM 32GB
外部メモリmicroSDXC(最大128GB)
ディスプレイ約5.5インチ IPS液晶
解像度1920 x 1080ピクセル
カメラアウトカメラ:1300万画素+200万画素(デュアルカメラ)
インカメラ:1300万画素
バッテリー2,730mAh
SIMスロットnanoSIM×2※
通信FDD-LTE:Band1/3/8/19/26(au VoLTEのみ)
3G(W-CDMA):1/6/8/19
GSM:850/900/1,800/1,900MHz
Wi-Fi / テザリングIEEE 802.11 b/g/n
GPS
BluetoothBluetooth 4.1
加速度センサー
近接センサー
指紋認証センサー
ジャイロスコープ
NFC×
本体価格34,800円(税抜)

まずSoCはQualcomm Snapdragon 435。1.4GHzと1.1GHzのコアが4つづつで合計8コアのSoCです。

性能はZenFone 3 LaserやMoto G5などに搭載されていたSnapdragon430に近いですが、DSDSに対応している点が最大の違いです。

処理負荷の高いゲームなどを除けば概ねストレスなく動作するでしょう。

メモリは3GB、ストレージは32GBで最近のスマホとしては標準的な容量ですが、容量に余裕を持たせたい場合はmicroSDでの増設が必要になるでしょう。

バッテリー容量は2,730mAhで、この価格帯では標準的です。

一日の外出であれば充電することなく過ごせるでしょう。

ディスプレイは解像度が1920×1080のフルHD、サイズはZenfone3などと同じ5.2インチです。

全体的なスペックは概ねミドルクラスの性能と言えるでしょう。

ZTE Blade V8のカメラ性能など機能面について

ZTE Blade V8のカメラは背面が1300万画素+200万画素のデュアルカメラ、前面も1300万画素あり充実したカメラ性能です。

デュアルカメラはボケ味のある写真や撮影後のピント調整、3D写真の撮影も可能です。

また前面カメラも背面と同じ1300万画素あるため、自撮り撮影でも広角かつ高い解像度の写真が撮れます。

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応し、ドコモとau系どちらのバンドにも対応(ただしauは4Gのみ)しているため、DSDSの機能を最大限に活用することが可能です。

ただSIMスロット2とmicroSDスロットが共用なので、DSDSで運用する際にはストレージ容量が拡張できないことを念頭に置きましょう。

その他の機能では指紋認証センサー、ジャイロセンサーも搭載していてポケモンGOのAR機能が使えます。

ZTE Blade V8のメリット・デメリット

ZTE Blade V8のメリットは以下の通りです。

  • 3万円台でDSDS+デュアルカメラ搭載
  • 高いカメラ性能
  • ドコモとau両対応

中華スマホの一番の売りはコストパフォーマンスですが、ZTE Blade V8でもそれは同様です。

3万円半ばという価格に対してスペックはそれなりですが、DSDSにデュアルカメラといった機能面がかなり充実しています。

特にデュアルカメラは、iPhoneをはじめHUAWEIなどでも5万円以上のハイスペックモデルにしか搭載されていないものなので、この価格で販売される端末についていることには大きな意義があります。

カメラ性能も画素数は標準的ですが、その代わり前面カメラも背面カメラと同じ画素数をもっているなどBlade V8ならではの個性を発揮しています。

対応バンドもドコモとau両対応で、格安SIMを選ばない運用が可能です。(ただしau系周波数は4Gのみの対応)

ZTE Blade V8のデメリットは以下の通りです。

  • Android7は一部アプリで正しく動作しないことがある
  • 防塵・防水・おサイフケータイ非対応
  • 中華スマホのセキュリティ問題

まずこれは端末の問題ではなくAndroidとアプリの互換性の問題ですが、Android7はまだ新しいOSのため、アプリ側の対応が十分でなく、一部のアプリでは正常に動作しないことがあります。

もし絶対に使いたいアプリがある場合は、事前にAndroid7で動作するか確認しておきましょう。

またZTE Blade V8は防水や防塵、おサイフケータイには非対応です。

これらの機能が欲しい人は国内メーカーの端末を買いましょう。

ZTEは中国企業ですが、中華スマホはこれまでもセキュリティ問題を引き起こしているので、リスクを頭に入れておくことが重要です。

中華スマホのセキュリティ問題については以下の記事にまとめていますのでこちらもご覧ください。

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ZTE Blade V8の発売日と価格

ZTE Blade V8は、5月25日に税別34,800円(税込37,584円)で発売予定です。

価格的にはZenfone3などのDSDS対応端末と同じ価格帯なので、DSDS対応機を選択する際の候補の一つとなりそうです。

デュアルカメラ搭載機としては最安ですが、反面それ以外のスペック面では大きなお値打ち感はないため、SoCなどスペック面でのコストパフォーマンスを期待している人にとっては一番の選択肢とはならないかもしれません。

ZTE Blade V8 まとめ

ZTE Blade V8は3万円台のデュアルカメラ搭載端末としては現在唯一の存在です。

DSDS対応など機能面では隙がなく、これらの機能を求めている人にとっては有力な一台となるでしょう。

ZTE Blade V8はコジマ、ソフマップ、ビックカメラといった家電量販店やネットショップで5月25日、格安SIMではIIJmioで6月1日に発売となっています。

(5/26追記:IIJmioの発売日を追記しました)

2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。

色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

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現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。

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主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]