格安SIMってダメなの？実際のところどうなの？

格安SIMって興味はあるけど、結局「安かろう悪かろう」じゃないの？

格安SIMに変えたはいいけど「使い物にならないんじゃ困る！」と、導入にためらっている人は多いと思います。

実際のところどうなの？っていう疑問に卍斎が答えます。

2015年4月格安スマホ通信速度調査

まず、MMD研究所が4月に公表した格安スマホの通信速度調査のデータを一部引用します。

この調査結果から格安SIMの通信の実態というものが浮かび上がってきます。

調査期間は2015年4月9日、10日、13日～15日の5日間、場所は東京・恵比寿のMMD研究所の事務所内で行われました。

計測方法は、平日5日間、朝・昼・夕の時間帯で各5回計測し、最大・最少の値を除く3回の平均値を記録したものです。

データ計測に使用された端末は、docomo回線は「ASUA Zenfone5」、au回線は「京セラ LUCE」の2機種です。

5日間のMVNO業者の通信速度データはこちら↓

• 注１：上り＝アップロード速度、下り＝ダウンロード速度
• 注２：（au回線）と表記の無い業者は全てdocomo回線
• 注３：出典：MMD研究所

3大キャリアの通信速度との比較

通信速度調査の結果からわかること

上の２つの表のデータを見てすぐ気づく点が3つあると思います。

1. 格安SIM業者の回線速度はキャリアに遠く及ばない
2. ドコモ回線の格安SIM業者は同じ回線にもかかわらず各社通信速度には違いがある
3. 「昼は極端に通信速が落ちる」
4. UQ mobileの成績がかなり良好である

まず、格安SIMに移行する前に知っておかなければならないことですが、

「昼は極端に通信速度が落ちる」これが格安SIMの現実です。

例外的に、au回線を使っているUQ mobileの通信速度がかなり高速な点についてですが、これには色々と原因が考えられます。

個人的な見解ですが、UQ mobileは後発なので、利用者がまだ少なく回線に余裕があるのでは無いかと卍斎は推測しています。

だって、UQ mobileの料金プランは全く魅力が無いのでmineoの方がいい・・・ゲフン！ゲフン！え～大変失礼しました。

まぁ、私の勝手な推測は置いておいて続きを行きましょうｗ

キャリアとMVNO業者の通信速度の違いがわかりました。

次は、その違いを実際に体感している格安SIM業者の利用者は一体どのように感じているんでしょうか？

2015年5月 格安スマホ利用者の満足度調査

2015年4月から5月にかけて、MMD研究所により「格安スマホの利用者1250名を対象に満足度調査」が実施されました。

その内容を一部引用します。（出典：MMD研究所）

格安スマホ利用者の月額料金は平均2,961円、データ通信量は月平均2.8GBとなっています。

次に、MVNO業者別の満足度をランキングで表示すると、

1. IIJ mioの満足度 70.8％
2. OCNモバイルONEの満足度 65.2％
3. BIGLOBE LTE 3Gの満足度 62％
4. b-mobileの満足度 54.8%
5. 楽天モバイルの満足度 53.2%

このような結果になりました。

利用している人の6割以上は満足しているという結果

また、注目するべきデータとして、

格安スマホに変えて月額料金が安くなったと回答した人が67.9%で、

格安スマホ利用者の61.2％が総合評価で「満足」と回答

しています。

特にIIJ mioとOCNモバイルONEの利用者の85%以上が月額料金に「満足」と回答しています。

この2社は家のネット回線との併用で、さらに月額料金を値引きするサービスを展開しており、その部分の貢献度も大きかったのかなと卍斎は推測します。

キャリアに比べてサポートが弱い格安SIM業者

格安SIM業者のサポート面に対する満足度にスポットを当ててデータを見ていきましょう。

OCNモバイルONEの利用者の満足度

• サポートの充実度：32.4%
• 問い合わせ対応：29.6%

IIJmioの利用者の満足度

• サポートの充実度：40.4%
• 問い合わせ対応：36.0%

BIGLOBEモバイルの利用者の満足度

• サポートの充実度：46.0%
• 問い合わせ対応：41.2%

b-mobileの利用者の満足度

• サポートの充実度：49.2%
• 問い合わせ対応：43.6%

楽天モバイルの利用者の満足度

• サポートの充実度：39.2%
• 問い合わせ対応：36.0%

サポートや問い合わせの対応での満足度は、業者によってまちまちですが、20％台～40%台と50%を切っており、

サポート面では満足をしていないことがわかります。

料金面において圧倒的な安さを誇る格安SIMサービスですが、もちろんデメリットもあります。

料金面で格安を実現するために、犠牲にされている部分は「サポート」です。

3大キャリアのようにどこにでもショップがあるわけではないので、トラブルが起こったときに駆け込む場所がないことです。

トラブル発生時には、ネットで調べたりして自己解決するか、メールや電話でのサポートとなり問題の解決に時間がかかる可能性があります。

なので、利用においてはある程度のITリテラシーの高さを要求される部分があります。

子供や両親に持たせる場合は、家族によるサポートも重要になってきます。

逆に言うと、サポートが無いと困るし、不安だという人は、料金が高くてもキャリアを使ったほうがいいのかもしれません。

まとめ

格安スマホは「昼は回線速度が大きく落ちる」「サポートが弱い」ものの、利用者の6割以上は料金面でそれ以上のメリットがあると感じていることがわかりました。

なんだかんだ言っても、結局、大半の人は満足しているんですね。

でも、昼遅い状況については、MVNO業者も黙ってはいません。利用者が増加するにつれ、毎月大幅なネットワーク増強を行っています。

昼の回線混雑による速度低下も、今後は改善していく可能性が十分にあるので、これを機に検討されてみてはいかがでしょうか。

SIMフリースマホ、格安SIMのまとめ

2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。

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