海外でも安く使えるプリペイドSIMのススメ

旅行やビジネスの出張などで海外へ行くときに悩むのが、スマホの扱いをどうするか？ということです。

海外でスマホを使いまくったらとんでもなく高額な料金を請求されたというケースも聞きます。いわゆる「パケ死」というやつですね。

参考：au iPhoneの海外パケット通信で請求76万円に陥ったワケ（アスキー）

要するに海外パケット定額の対象外のエリアや事業者で通信すると従量制で課金されるためにこのようなことが起こるようです。

こんな話を聞いてしまうと「パケ死」も怖いし、スマホを持って行こうか止めようかとか色々と悩んでしまいますよね。

卍斎も3年前に香港に旅行した時には、ソフトバンクのiPhoneユーザーでしたが、その当時はスマホ情報に疎いこともあったり、海外パケット料金も高かったのiPhoneを家に置いていった記憶が残っています。

では実際、海外でスマホで通信をしようと思うとどのような選択肢があるでしょうか。ちょっと調べてみました。

1. 国内の空港で、渡航先のネットワークに適したモバイルルーターを借りる
2. 国内の空港や家電量販店で、海外用のプリペイドSIMを購入して使う
3. 渡航先の空港でSIMを購入して使う
4. 今契約中のキャリアで海外パケット定額サービスを使う

大まかに分類するとこの4パターンくらいにわかれるでしょうか。

３も安いのは安いですが、言葉の壁もありますし手続きの面でも色々と面倒だという話を聞いたりしますので積極的におすすめはいたしません。

結論から言うと1、２の選択肢が手続きも楽で安く済みますのでおすすめです。

それでは、１、２のパターンについて詳しく解説していきます。

国内の空港で、渡航先のネットワークに適したモバイルルーターを借りる

海外渡航の前に自宅へ郵送してもらうか、国際線のある主要な空港でモバイルルーターをレンタルするという方法があります。

ルーターのレンタル料金は、キャリアの海外パケット定額に比べて大幅に安く抑えられます。

参考：イモトのWi-Fi（海外Wi-Fiレンタル）

サイトのメインキャラクターが珍獣ハンターで有名なイモトアヤコなのでちょっと笑っちゃいますね（笑）

モバイルルーターをレンタルして渡航先で使う場合は、バッテリーの容量の問題があるので一日中ONで使うのは厳しいかも知れません。

有名な観光スポットに行ったりするとFacebookにリア充っぷりを投稿したくなりますよね？

そんな時に、「モバイルルーターON」→「ネット接続」→「facebook投稿」というネットが繋がるまでの１～2分のタイムラグが許せるかどうかですね。

あと、モバイルルーターは電源ONから接続までが多少不便な反面、複数人でシェアできるので割り勘にするとかなり安く済むという利点もあります。

友人や家族、恋人同士で海外旅行に言うという場合や、スマホ、タブレットなどのモバイルガジェットを複数持って行く場合などはモバイルルーターのレンタルが有力な選択肢になってきます。

あと、モバイルバッテリーは持って行った方がいいでしょうね。

国内の空港や家電量販店で、海外用のプリペイドSIMを購入

海外用のプリペイドSIMが家電量販店やamazonなどで販売されていますので、これを購入してSIMフリースマホに挿して渡航先で使うという簡単なものです。

ルーターが面倒で海外へは単身で渡航するという人は

「SIMフリースマホ＋海外用のプリペイドSIM」

という組みあわせも安くておすすめな選択肢です。

おすすめは「mineo海外用プリペイドSIM」です。

参考：mineo海外用プリペイドSIM

プリペイド方式なのでチャージした分しかデータ通信できないのでパケ死の心配も無用です。もちろんデータチャージも簡単です。

使い方は地域限定の「データパックチャージ」と「従量チャージ」の2通りで、

• 滞在が1カ国の場合は「データパックチャージ」
• 複数の国をまたいで使う場合は「従量チャージ」
• ※２つを組み合わせて使うことも可能です

mineoの海外用プリペイドSIMの料金表はこちら↓

グローバルSIMカードTAKT（タクト）を利用する

TAKTとは、200カ国の国と地域に対応したグローバルSIMカードで、海外渡航時にキャリアのサービスよりもリーズナブルな価格で通話・通信費をすることが可能です。

TAKTのSIMカードは、SIMフリースマートフォンで利用が可能となっており、全国のヨドバシカメラで購入することが出来ます。

データ通信料金は以下となっており、データパスはオンライン上からチャージが可能です。

ZONE 1 対象国
香港、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、ジョージア、アラブ首長国連邦、オーストラリア、アルメニア、ブルガリア、サイプラス、チェコ共和国、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スロバキア、ウクライナ、クロアチア、ジブラルタル、ギリシャ、イタリア、マルタ、ポルトガル、サンマリノ、スロベニア、スペイン、トルコ、バチカン市国、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、オランダ、デンマーク、エストニア、フィンランド、アイスランド、アイルランド、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、スウェーデン、イギリス、カナダ

ZONE 2 対象国

中国、韓国、台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、インド、スリランカ、イスラエル、サウジアラビア、ニュージーランド、アゼルバイジャン、ベラルーシ、セルビア、アルバニア、モンテネグロ、スイス、エジプト、メキシコ、アメリカ、チリ、南アフリカ共和国、ガーナ

• 参考：TAKT（公式）
• 参考：ヨドバシカメラオンラインショップ

キャリアで海外パケット定額サービスを使う場合（おまけ）

ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルなどのキャリアのスマホで「パケット定額」に加入している場合は、そのまま海外でも定額で使用できます。

「ドコモの1dayパケ」のみ事前の申し込みが必要ですが、面倒くさくはない分割高な料金プランになっています。

対象エリアや海外の対象事業者を注意深く確認する必要があり、対象外の地域や対象事業者を使って海外でパケット通信を行うと「パケ死」する可能性があるので慎重によく確認して下さい。

キャリアの海外パケット定額はおすすめはしませんが、参考データとして手続きや料金などをまとめておきます。

ドコモ「海外1dayパケ」

サービスの利用は事前に申し込みが必要。申し込みだけではダメで、利用開始の操作を自分でしなくてはならないのが注意点です。

利用開始の操作をしてから24時間定額でパケット通信の利用が可能で、エリアによって980円、1,280円、1,580円の3タイプの定額プランに分かれています。

24時間定額980円エリア

アメリカ、ハワイ、グァム、サイパン、台湾、香港、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、マカオ、韓国など

24時間定額1,280円エリア

カナダ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、オランダ、スペイン、スイス、ベルギー、ポルトガル、アイルランド、オーストリア、オーストラリア、中国など

24時間定額1,580円エリア

ギリシャ、スウェーデン、ノルウェー、ハンガリー、デンマーク、フィンランド、ブルガリア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、チェコ、トルコ、インド、ニュージーランド、スリランカ、モンゴルなど

参考：「海外1dayパケ」対象国・地域（ドコモ公式）

ドコモ「海外パケ・ホーダイ」

国内の「パケット定額サービス」「Xiデータ通信専用プラン」「FOMA定額データプラン」を契約中の人が「海外パケ・ホーダイ」対象国でデータ通信を行う場合は、「海外パケ・ホーダイ」の料金が自動で適用されます。事前の申し込みなどは不要です。

料金は24.4MBまでのデータ通信で日額1,980円、それ以降はデータ通信をどれだけ使っても日額最大2,980円です。

対象エリアは「海外1dayパケ」に準拠。対象の海外通信事業者については下のリンクからご確認下さい。

参考：海外でのパケット定額サービスについて（ドコモ公式）

au　海外ダブル定額（4G LTE）

海外のパケット通信料金が2段階で定額になるサービス。約24.4MBまでのパケット通信料が日額最大1,980円、それ以降はデータ通信をどれだけ使っても日額最大2,980円です。

auの4G・LTE機種を使っていて、「LTE NET」「LTE NET for DATA」に加入している人は、事前申し込み不要で渡航先でも「海外ダブル定額」の対象事業者に自動で接続されます。

ドコモの「海外パケ・ホーダイ」とほぼ同じ内容ですね。サービス内容、対象エリアは下のリンクからご確認下さい。

参考：海外ダブル定額（4G LTE）ーau公式

ソフトバンク　海外パケットし放題

海外のパケット通信料金が2段階で定額になるサービス。25MBまでのパケット通信料が日額最大1,980円、それ以降はデータ通信をどれだけ使っても日額最大2,980円です。

パケット定額の対象事業者を確認し、「手動」で定額対象事業者への設定が必要。

「自動」設定だと定額対象外の事業者に繋がる可能性があるので「パケ死」の恐れがありますのでご注意下さい。

参考：海外パケットし放題（ソフトバンク公式）

ワイモバイル　海外データ1日定額

海外のパケット通信料金が2段階で定額になるサービス。15MBまでのパケット通信料が日額最大1,480円、それ以降はデータ通信をどれだけ使っても日額最大2,880円です。

設定にあたってはマイページから「世界対応ケータイ」に加入が必要です（無料）

国際ローミングの場合は、請求額が50,000円を超えると利用停止になるので一応「パケ死」は免れるのでちょっと安心ですが、請求額を見たら確実に死にたくなると思いますのでくれぐれもご注意下さい。

参考：海外データ1日定額（ワイモバイル公式）

SIMフリースマホ、格安SIMのまとめ

2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。

色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

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現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。

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主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]