2月21日にHUAWEIの新製品発表会があり、2つの新機種「HUAWEI nova」と「HUAWEI nova lite」の日本での発売が発表されました。

この2機種は海外では去年に発売済みのモデルで、「HUAWEI nova」はau voLTEにも対応予定のミドルスペックDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応機、「HUAWEI nova lite」は1万円台のエントリーモデルです。

この記事では「HUAWEI nova lite」についてスペックや機能、価格や「HUAWEI nova」との比較などをまとめました。

購入の参考にしていただければ幸いです。

なお「HUAWEI nova」については以下の記事でまとめていますのでこちらもご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/huawei-nova/”]

「HUAWEI nova lite」のスペック

「HUAWEI nova lite」のスペックは以下となります。

機種名HUAWEI nova lite
ボディカラーホワイト、ブラック、ゴールド
サイズ(H×M×D)約147.2×72.94×7.6mm
重量約147g
OSAndroid 7.0
SoCHuawei Kirin655
2.1GHz+1.7GHz 8コア
メモリ/ストレージRAM 3GB/ROM 16GB
外部メモリmicroSDXC(最大128GB)
ディスプレイ約5.2インチ IPS液晶
解像度1920 x 1080ピクセル
カメラメインカメラ:1200万画素
インカメラ:800万画素
バッテリー3,000mAh
SIMスロットnanoSIM×2※
LTE+3G同時待ち受け
(DSDS)
×
通信FDD-LTE:Band1/3/5/7/8/19/28
TD-LTE:40
3G(W-CDMA):1/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
Wi-Fi / テザリングIEEE 802.11 a/b/g/n
BluetoothBluetooth 4.1
指紋認証センサー
ジャイロスコープ×
NFC不明
Felica不明
防水/防塵不明
本体価格1万9800円(税別)

まずSoCはHUAWEIの内製Kirin655で、2.1GHzと1.7GHzのコアがそれぞれ4つづつの8コアSoCです。

クロック数は低価格帯のエントリーモデルとしてはなかなかのスペックです。

メモリは3GBとなっていて、2GBのメモリが多いこのクラスでは平均よりも上、ストレージは16GBで同価格帯の他機種と同じくらいです。

バッテリーは3,000mAhで、これもエントリークラスとして考えると多めです。

対応バンドはドコモ系で、「HUAWEI nova」と違ってau VoLTEには非対応です。

「HUAWEI nova lite」のカメラ性能など機能面について

「HUAWEI nova lite」のカメラ機能は「HUAWEI nova」と同じくアウトカメラが1200万画素、インカメラが800万画素です。

ハード面では「HUAWEI nova」とほぼ同等のようですが、ソフト面で差別化されており「HUAWEI nova」にあるビューティーモードが「HUAWEI nova lite」にはないことなどカメラアプリの機能は簡素化されているようです。

また2万円前後の機種としては指紋認証センサーがついているのも長所でしょう。

おサイフケータイや防水機能などについても「HUAWEI nova」と同じく不明で、非対応と思っておいたほうが良さそうです。

ジャイロセンサーもないのでポケモンGOのAR機能は使えません。

「HUAWEI nova lite」と「HUAWEI nova」を比較

同時に発表された「HUAWEI nova lite」と「HUAWEI nova」との比較表は以下の通りです。

機種名HUAWEI novaHUAWEI nova lite
ボディカラーミスティックシルバー、チタニウムグレー、ローズゴールドホワイト、ブラック、ゴールド
サイズ(H×W×D)約141.2×69.1×7.1mm約147.2×72.94×7.6mm
重量約146g約147g
OSAndroid 6.0Android 7.0
SoCQualcomm Snapdragon 625
2.0GHz 8コア
Huawei Kirin655
2.1GHz+1.7GHz 8コア
メモリ/ストレージRAM 3GB/ROM 32GBRAM 3GB/ROM 16GB
外部メモリmicroSDXC(最大128GB)microSDXC(最大128GB)
ディスプレイ約5.0インチ IPS液晶約5.2インチ IPS液晶
解像度1920 x 1080ピクセル1920 x 1080ピクセル
カメラメインカメラ:1200万画素
インカメラ:800万画素
メインカメラ:1200万画素
インカメラ:800万画素
バッテリー3,020mAh3,000mAh
SIMスロットnanoSIM×2※nanoSIM×2※
LTE+3G同時待ち受け
(DSDS)
×
通信FDD-LTE:Band1/3/5/7/8/18/19/28
(au VoLTE対応予定)
TD-LTE:38/40
3G(W-CDMA):1/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
FDD-LTE:Band1/3/5/7/8/18/19/
TD-LTE:40
3G(W-CDMA):1/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
Wi-Fi / テザリングIEEE 802.11 a/b/g/nIEEE 802.11 a/b/g/n
BluetoothBluetooth 4.1Bluetooth 4.1
指紋認証センサー
ジャイロスコープ×
NFC不明不明
Felica不明不明
防水/防塵不明不明
本体価格3万7980円(税別)1万9800円(税別)

サイズなどはほとんど同じですがSoCを始めとしたスペックや機能の面では基本的に「HUAWEI nova」が上で、「HUAWEI nova lite」はストレージが半分の16GBしかなく、DSDSやau VoLTEにも対応していません。

RAMやバッテリーの容量、カメラの画素数は同等で、価格の安さは「HUAWEI nova lite」が「HUAWEI nova」の半額に近い値段設定です。

安さ重視であれば「HUAWEI nova lite」、SoCのスペックやストレージ、DSDSの機能を重視するのであれば「HUAWEI nova」という選択になるでしょう。

「HUAWEI nova lite」のメリットとデメリット

「HUAWEI nova lite」のメリットは以下の通りです。

  • 税抜2万円弱の価格
  • 価格の割にはスペックが良好
  • 高級感ある2.5Dガラス仕上げの外装

まず価格面。税抜で19,800円の価格ながら8コアSoC、3GBRAM、3,000mAhのバッテリー、フルHDディスプレイに指紋認証センサーと中華スマホらしい高コストパフォーマンスです。

「HUAWEI nova」はZenfone3と同等でそこまで安くなかったのですが、「HUAWEI nova lite」は中華スマホの本領発揮というところです。

外装もZenfone3に似た2.5Dガラス仕上げになっており、安っぽさをあまり感じさせない見た目になっています。

「HUAWEI nova lite」のデメリットは以下の通りです。

  • ポケモンGOのAR機能が使えない
  • 防水・防塵・おサイフケータイ非対応(と思われる)
  • 中華スマホのセキュリティ問題

機能面ではジャイロセンサーを搭載していないため、ポケモンGOのAR機能は使えません。

防水・防塵・おサイフケータイについても恐らく非対応だと思われます。

そして中華スマホは過去にもセキュリティ問題を起こしており、その面で不安があります。

中華スマホのセキュリティ問題については以下の記事をご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e4%b8%ad%e8%8f%af%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%9b%e3%81%ae%e5%ae%89%e5%85%a8%e6%80%a7%e3%80%81%e3%82%bb%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%81%af%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ab%e5%a4%a7%e4%b8%88/”]

「HUAWEI nova lite」の発売日と価格

「HUAWEI nova lite」の発売日は2月24日、価格は税別19,800円、税込21,384円となっています。

格安SIMでの価格もほぼ同等ですが、最安価格はgoo simsellerで3月22日まで行っている「らくらくセット限定セール」の14,800円です。

ただしこれはOCNモバイルONEの音声通話SIMの契約がセットになったセールですので、端末だけ欲しい人は普通に購入しましょう。

同じHUAWEIの「P9 lite」も2万円前後でコスパの高い機種として年末商戦で人気を博しましたので、この「HUAWEI nova lite」も春商戦の人気を見込める機種となるのではないでしょうか。

まとめ


「HUAWEI nova lite」は、2万円前後の価格にそこそこのスペックが乗った中華スマホらしいコストパフォーマンスの高い一台といえるでしょう。

セキュリティ面での不安があることを理解して使う分には、価格以上の性能を発揮してくれるでしょう。

「HUAWEI nova lite」は2月24日から家電量販店や以下の格安SIMにて販売予定です。
(発売日は格安SIMにより異なります)

2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。

色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

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現在発売されているすべての格安スマホ、SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e3%80%902016%e5%b9%b4%e7%89%88%e3%80%91%e5%a4%96%e3%81%95%e3%81%aa%e3%81%84sim%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%9b%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/”]

主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]