HUAWEI P10 liteは中国の通信企業HUAWEIから発売されているSIMフリースマホです。

いわゆるミドルスペックと言われる実用に十分な性能がある端末でありながら3万円を切る低価格を実現し、端末の売り上げランキングでも常に上位に位置している売れ筋端末です。

まさに中華スマホの強みである低価格とスペックを両立した「コスパのよさ」を象徴する一台となっています。

HUAWEI P10 liteのスペックや機能などの詳細については以下の記事にまとめています。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/huawei-p10-lite/”]

今回、BIGLOBEモバイルさんのご好意により、端末やSIMをお試しで利用させてもらえることになり、HUAWEI P10 liteをお借りできたので、この機会にレビューしたいと思います。

皆様のスマホ選びの参考にしていただければ幸いです。

またBIGLOBEモバイルの特徴的なサービスの「エンタメフリーオプション」などを実際に使ったレポートもありますので、よろしければ併せてごらんください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/biglobembile-entertainment-sim/”]

同じくBIGLOBEモバイルさんにお借りしたASUS ZenFone 4の実機レビュー記事は以下になります。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/zenfone4-review/”]

HUAWEI P10 lite 開封の儀と内容物確認

外箱

開けたところ

内容物。左から箱、ハードケース、マニュアル、本体、USBケーブルと充電アダプター、イヤホン

ケースが付属しているのは何気に嬉しいですよね

本体はあまり手が大きくない私でもちょうどいいサイズです

背面にはカメラと指紋認証センサー

側面はメタル仕上げで高級感のある手触りです

SIM挿入~セットアップ

SIMスロットは2つですがLTE通信はスロット1のみです

APN設定。デフォルトでBIGLOBEがありますのでそれを選ぶだけです

 

デフォルトのホーム画面

初期状態では2画面にアプリが並べられています

ツールの中はこんな感じ。右にスクロールするとアプリを追加するアイコンがあるだけなのでデフォルトはこのアプリです。

HUAWEI P10 liteのデフォルトアプリはgoogle関連と基本的なアプリのみのシンプルな構成になっています。

ZenFone3などではホーム画面のアプリアイコンはいわゆるショートカット扱いでホーム画面からアイコンを削除してもアプリ本体はアンインストールされませんでしたが、HUAWEI P10 liteはデフォルトではホーム画面からアイコンを削除するのと同じ手順でアプリそのものがアンインストールするようになっています。

設定の「ホーム画面のスタイル」からドロワーを選択すればホーム画面のアイコンをショートカットにできるので、アイコンをあまり表示させたくない人はこちらを設定しましょう。

P10 liteのベンチマーク、アプリ動作をチェック!

HUAWEI P10 liteのSoCはHuawei Kirin 658という2.1GHz+1.7GHzの8コアSoCに3GBRAMを搭載しています。

動作周波数では他社のミドルスペックと同等の性能ですが、ベンチマークとゲームを動作させて確認してみました。

スコアは57069。Snapdragon625よりは少し落ちるようです

ベンチマークの値は57069で、ZenFone3などSnapdragon625搭載機を若干下回る性能。

とはいえミドルスペックとしては必要な性能はあるので、普段使いには問題ありません。

こちらはSnapdragon625搭載のnuansNEO[Reloaded]のスコア。3DとCPUのスコアで上回っています

例によってデレステをプレイ。
nuansNEOの時とほとんど同じ画像になってしまいました。

Snapdragon以外のSoCを搭載している機種は、アプリの最適化などの面で劣る為ゲームなどでの3Dグラフィックの表示性能には劣ると言われています。

しかしデレステの場合3D標準でのプレイでは、場面によりわずかにカクつくかな?という程度でほぼ問題なく最後までプレイできました

3Dリッチモードだとやはり厳しいですが、3D標準モードであればある程度は安定してプレイできるでしょう。

もちろんゲーム以外の用途であればほぼ問題なく使えるので、LINEをはじめよくスマホで使われているアプリはストレスなく使えるでしょう。

P10 liteのカメラ性能、バッテリーの持ち その他の機能について

P10 liteのカメラはアウトカメラが1200万画素、インカメラが800万画素と標準的な作りです。

上位機種のP10やP10 Plusに比べるとダブルレンズなどの特色もありませんので、カメラの実力は気になるところです。

今回お借りしている期間の天候が雨続きだったため、食べ物の写真を撮影しました。

まずはラーメン。色味などクセのないプレーンな仕上がりです

サラダ。寒色もきれいに出ています

照明のせいか影が目立ちますが、個人的には許容範囲でした

フルオートで撮影しましたが、食器の白や黒、野菜の緑、スープのキャラメル色などがバランスよく出ています。

雨の日の室内ということで暗く映っていますが、色表現や明るさなど全体的にまずまずのレベルです。

P10liteならではの突出した機能があるわけではありませんが、普通に写真が撮れればいいという人であれば十分な性能でしょう。

こちらはXperia XZで撮影した写真。暖色が良く出ています

次にバッテリーの消費速度を確認してみました。

HUAWEI P10 liteのバッテリー容量は3,000mAhで、通常の使用であれば一日は持つくらいあります。

バッテリー容量95%の状態からLTE通信でYouTubeを1時間再生させ、消費量を確認したところ80%と15%程度の減りでした。

テスト開始前

一時間再生後

YouTubeとディスプレイで消費の半分を占めています

100%からなら概ね8~9時間程度使えることになるので、バッテリー容量からしても妥当なところです。

またnuans NEO [Reloaded]では失敗する割合が多かった指紋認証ですが、HUAWEI P10 liteは背面にあるセンサーが大きめだったこともあってか、20~30回程度行ってもほぼ失敗なく認証成功しました

失敗したケースも指の付き方が中途半端だったり浅かったりといったこちら側に原因がありそうな場合だったので、きちんとつければ基本的には問題なく認証されるでしょう。

P10 liteを試して気になったところ

HUAWEI P10 liteには拳の関節で画面を操作できる「ナックルジェスチャー」がついています。

ZenFoneシリーズに搭載されているZenMotionのような機能で、スクリーンショットやアプリの起動などが行えます。

このようにMの字を書くと‥

音楽プレイヤーが起動。設定で任意のアプリにすることも可能です

画面2回ノックでスクリーンショット、文字を書くと設定されたアプリが起動するのですが、今回試してみた限りではあまり有用とは思えませんでした。

その理由の1つは感度で、個人差もあると思いますが同じように関節を当てても反応するときとしない時があり、なかなかジェスチャーが行えないこともままありました。

次にスリープ時には認識しないこと。

ZenMotionはスリープ時にもダイレクトに起動できるのですが、ナックルジェスチャーはそれができません。

画面が表示されている状態からアプリを起動するのであれば、ほとんどのケースで文字を書くよりタッチした方が速いと思われるので、アプリの起動ではあまり出番がなさそうです。

スクリーンショットは音量キー下+電源キー長押しよりも速く操作できますがそれ以外の用途では微妙、というのがナックルジェスチャーの評価です。

あと機能面ではDSDSに非対応だったり、LTEがスロット1しか使えないことも大きな問題ではないもののちょっとしたマイナスポイントです。

後は個人的にはアイコンのデザインがもうちょっとカッコよかったらなあ‥などと思うのですが、これも個人の好みなので気にならない人であれば問題ないでしょう。

HUAWEI P10 lite まとめ

HUAWEI P10 liteを触ってみて思ったのは、まず外装に安っぽさがなく、性能もミドルスペックの要件を十分に満たしています。

機能面でも特筆してスゴイ!というものはありませんが、必要なものがきちんとそろっているという印象です。

これで3万円を切る価格というのは、さすがのコスパと言わざるを得ません。

中華スマホはセキュリティに懸念を感じる人も多いためコスパがいいからと言って即買いには至らないかも知れませんが、単純にスペックと価格で見ると売れるのもわかる端末だと感じました。

HUAWEI P10 liteはBIGLOBEモバイルにて取り扱い中です。

また今回端末をお貸りしたBIGLOBEモバイルさんの「エンタメフリーオプション」を中心とした使用感のレポートも近日中にアップしますので、よろしければ合わせてご覧ください。