Moto G5s Plusは携帯電話業界の老舗Motolora(Lenovo)から発売されているSIMフリースマホです。

Moto G5 Plusのバージョンアップ版に位置づけられるこの機種は、普段使いには十分のミドルスペックはそのままに、弱かったカメラ機能をデュアルカメラにグレードアップしています。

DSDSや指紋認証センサーなどの機能面も充実していてスペック、機能とも完成度の高い一品です。

今回もZenFone4やHUAWEI P10 liteと同じくBIGLOBEモバイルさんのご好意により、端末とSIMをお試しで利用させてもらえることになりましたので、レビューしたいと思います。

皆様のスマホ選びの参考にしていただければ幸いです。

またBIGLOBEモバイルの特徴的なサービスの「エンタメフリーオプション」などを実際に使ったレポートもありますので、よろしければ併せてごらんください。

今回お借りしたSIMにもYoutubeなどが見放題になるエンタメフリーオプションがついていました

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/biglobembile-entertainment-sim/”]

同じくBIGLOBEモバイルさんにお借りしたASUS ZenFone 4とHUAWEI P10 liteの実機レビュー記事は以下になります。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/zenfone4-review/”]
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/huawei-p10-lite-review/”]

Moto G5s Plus 開封の儀と内容物確認

外箱。緑が鮮やかです

いざ開封!

内容物。左から箱+SIM取り出しピン、取説、本体、USB充電器+ケーブル、イヤホン

本体は大きすぎないギリギリのサイズ

背面にはMotoloraのロゴマークとカメラ

右側面には電源ボタンと音量キー

左側面にはSIMスロット

底部にはUSB差し込み口とスピーカー。microUSBです。

天井部にイヤホンジャック。外側は少し丸みを帯びています

SIM挿入~セットアップ

BIGLOBEモバイルのSIMを挿入して‥

いよいよ起動!

セットアップは通常のAndroidのものとMotoloraのサポート関連

デフォルトのホーム画面

プリインストールアプリその1

プリインストールアプリその2

SIMは自動で認識されていました

Moto G5s PlusのプリインストールアプリはSIMフリースマホではおなじみとなったgoogle関連と基本的なアプリのみのシンプルな構成です。

別端末で使っていたアプリもgoogleのアカウントに紐づけられているので引き継ぎでは自動にインストールされ、新規セットアップでもgooglePlayのマイアプリ→ライブラリから使いたいものだけをインストールすることができます。

またセットアップでBIGLOBEモバイルのSIMを入れていたのですが、特に設定画面も出ないまま自動で使用可能になっていました

もちろんSIMが使えるようになっている時前提ではありますが、初期設定の手間が省けるのでさりげなく嬉しい部分です。

Moto G5s Plusのベンチマーク、アプリ動作をチェック!

Moto G5s PlusのSoCはミドルスペックのスマホにはおなじみのSnapdragon 625です。

無印ZenFone3を筆頭に多くの機種で使われている安定感のあるSoCで、3Dゲームなどにもそれなりに強く普段使いには十分な性能を持っています。

まずはベンチマークスコアを計測してみました。

お馴染みのAntutuベンチを使いました

スコアは64076

ベンチマークの値は64076で、他のSnapdragon625搭載機とほぼ同等であることが改めて確認できました。

 

こちらはSnapdragon625搭載のnuansNEO[Reloaded]のスコア。ほぼ同等であるのがわかります。

ゲームの実動作確認として例によってデレステをプレイしてみましたが、過去の確認結果と同様に3D標準ではプレイに問題なく、3Dリッチでは多少カクつきが目立つという結果でした。

おなじみデレステ。3D標準であればプレイに支障はありません

3Dリッチはハイエンドスマホ向けの設定なので、ミドルスペックのスマホとしては十分要求される動作を満たしています。

Moto G5s PlusはRAMも4GB搭載しているので、LINEなどスマホで多く使われているアプリの大半はストレスなく動作するでしょう。

Moto G5s Plusのデュアルカメラ(カメラ性能)について

Moto G5s Plusのメインカメラは1300万画素のカメラが2つあるデュアルカメラです。

最近流行のデュアルカメラですが2つのカメラの役割は色々で、iPhoneは広角と望遠(ズーム)、無印ZenFone4は標準と広角、HUAWEI P10 Plusはカラーとモノクロと、様々な組み合わせで動作します。

Moto G5s PlusのデュアルカメラはHUAWEI P10 Plusと同じモノクロ+カラーとなっていて、モノクロとカラーのデータを合わせることでコントラストやディティールに優れた写真を撮影できます。

早速カメラテストとして梅田のうめきたガーデンで写真を撮ってきました。(写真はクリックで拡大)

今回もうめきたガーデンにお世話になりました

Moto G5s Plusのカメラ機能でまず特徴的なのが、被写界深度の有効/無効を切り替えられること。

被写界深度とは簡単に言えばカメラでピントの合う範囲を表していて、被写界深度が浅いとピントの合っているところ以外はボケた写真になります。

こうしたいわゆる「ボケ味のある」プロっぽい写真を撮影できるのがMoto G5s plusのカメラです。

カメラ画面のスクリーンショット。右上のメニュー(…)から‥

左から2番目の被写界深度を選択

1~7まで被写界深度のレベルを設定できます

後ろがボケた感じになりました

被写界深度なしだとこんな感じです

この機能を使えば被写体を強調することができます

被写界深度なし

被写界深度あり。より印象的な写真になります

被写界深度を有効にした写真は撮影後もフォトアプリで効果をつけることができ、ボケ度合いを変えたり、モノクロにしたりできます。

フォトアプリの深度エディタから‥

選択的フォーカスを選びます

更にぼかし度合いを上げます

背景をよりぼかすことができました

被写界深度以外にも、パノラマ写真が撮影できるプロモードや、マニュアル撮影ができるプロモードなどがあり、写真機能の充実ぶりが光ります。

今度は右から2番目のパノラマモードを選択

横もしくは縦にカメラを回して撮影します

撮影したい範囲まで回します

一枚の写真になりました

ギャラリーでは左右にスクロールして写真を見る事ができます

プロモードではISOなどをマニュアルで設定できます

Moto G5s Plusのバッテリー消費やその他の機能について

次にバッテリーの消費速度を確認してみました。

Moto G5s Plusのバッテリー容量は3,000mAhで、一日の外出には問題ない容量を持っています。

バッテリー容量100%の状態からYoutubeの1080p映像を1時間再生させ、残量を見たところ92%と8%減少していました

テスト開始前

1時間再生後

このペースであれば12時間使えることになり、他機種の結果と比較しても3,000mAhのバッテリー消費としては妥当なところです。

外出時もブラウジングや写真などの使用であればほぼ問題なく、ゲームなどのバッテリー消費が多いアプリであってもある程度は余裕を持って使うことができるでしょう。

またMotoシリーズには端末を振ったりひねったりすることで特定の機能を起動することができる「Motoアクション」があり、このMoto G5s Plusにも搭載されています。

Motoアクション。ディスプレイを見なくても操作ができます

このMotoアクションは他機種にはない機能ですがカメラやライト、着信音を停止するなど使用頻度の高いものが割り当てられているので、直感的に操作できるようになると便利に思いました。

HUAWEI P10 liteのナックルジェスチャーのように反応しにくいということもなく、1~2回試してみればすぐに使えます。

ただし動作に割り当てられている機能は固定なので、これらの機能をあまり使わない人にはそれほど響かないでしょう。

またMotoアクションの1つの「ワンボタンナビ」は指紋認証センサー使った機能で、例えば左にスワイプすると「戻る」右にスワイプすると「使ったアプリの一覧」が表示されます。

「ホーム」「戻る」「使ったアプリの一覧」などが指紋センサーで操作できます

Moto G5s Plusの本体には「戻る」と「マルチタスク」ボタンがないのでその代わりにワンボタンナビを使えるのですが、これも慣れると悪くないと思いました。

手間はボタンがあるものと変わらないのですが、HUAWEI P10 liteのようにディスプレイにボタンを表示させるひと手間が入る機種と比べると、頻繁に使う操作がワンステップ減るのは嬉しいところです。

その他機能面ではDSDSに対応していて、かつ周波数も3大キャリアに対応しているのでドコモ、au、ソフトバンク(ワイモバイル)系全ての格安SIMでも使えるのもいいところでしょう。

Moto G5s Plusで気になったところ

Moto G5s Plusの実機を触ってみると、スペックや機能面では満足度の高い仕上がりになっています。

その中でも気になったところを強いて挙げるとすると、重量が170gと若干重めなことと、カメラの出っ張りが少しあることでしょうか。

置いておくだけなら気にならない程度ですが‥

大きい出っ張りではないのですが、机に置いた状態でタップをするとわずかに揺れるので、デレステなどの音ゲーをする場合はそのわずかが気になるかもしれません。

ケースに入れて使用する場合はその厚みで出っ張りは埋まるのですが、本体の外側が丸みを帯びているので本体に沿ったケースだとやはりディスプレイの端をタップすると揺れてしまいます。

机などに置いてゲームを遊ぶ人は、こういった点を考慮に入れてケースなどの周辺機器選びをする必要がありそうです。

仕様面で言えば内蔵ストレージが32GBかつSIMスロット2とmicroSDスロットが共有なので、DSDSを使う人はストレージがいっぱいにならないよう少し注意する必要があるでしょう。

Moto G5s Plus まとめ

Moto G5s PlusはMoto G5 Plusの好評だった部分はそのままに、平凡だったカメラ機能を強化した一品です。

Snapdragon625は一年前のSoCではありますが、位置づけはミドルハイがミドルになった程度でまだまだ現役で使える性能があります。

今回初めてこのMoto G5sのデュアルカメラを体験しましたが、かなり手軽に印象的な写真が撮れるのは魅力的に感じました。

価格も税込みで4万円強なので、性能と機能を考えるとかなりバランスの取れた端末だと思います。

ミドルスペック端末でDSDSとインスタ映えのするデュアルカメラを使いたい人は検討されてみてはいかがでしょうか

Moto G5s plusはBIGLOBEモバイルにて取り扱い中です。

また今回端末をお貸りしたBIGLOBEモバイルさんでは当サイト限定のキャッシュバックキャンペーンを行っていますので、検討の参考にしていただければ幸いです。

キャンペーンについて詳しくは以下の記事をご覧下さい。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/biglobe-sim-cashback/”]