仕事に電話を多く使う人にとっては、ドコモなどのキャリアで提供されているかけ放題の存在はありがたいところです。

キャリアを使い続ける人の理由は携帯電話の高い通話料が定額になる、という部分が大きいのではないでしょうか。

しかし、今バリバリ仕事をしている人は同時に結婚資金や車、家のローン、仕事関係の付き合いなど多くの出費が待ち構えています。

そうなると切り詰めるところは切り詰めて、少しでも余裕のある生活を送りたいと思うのが人情でしょう。

携帯電話をキャリアから格安SIMに変えるのは一人につき月5000円前後、年間60000円くらいが浮くことになるので直接的に効果のある方策の1つです。

仮に夫婦二人で月1万円が節約できるとなれば外食に行ったり、お子さんがいればプレゼントを買ったりと今よりも余裕のある生活を送ることができるでしょう。

「格安SIMは通話料金が高い」と言う人もいますが、それも今となっては過去の話。

キャリアと変わらない時間無制限のかけ放題は格安SIMでも利用することができます

今回は時間無制限のかけ放題サービスを提供している会社について「料金」と「通話品質」の面で比較し、総合的に優れている格安SIMをおすすめします。

格安SIMに移りたいけれど通話料金がどうなるかわからない、かけ放題サービスを何を基準に選べばいいかわからないという人はぜひご一読ください。

無制限のかけ放題は通話品質にも注目!

かけ放題を選ぶ時はまず料金の安さが一番注目するところですが、それ以外にも忘れてはいけないポイントがあります。

それは

通話方式(通話音声品質)

です。

かけ放題の通話品質は通話方式によってかなり異なります。

もし仮にあなたが取引先の営業の人と電話をしたとして、相手の電話が途切れ途切れで頻繁に聞き返されたり、応答が遅くなったりするとどう思いますか?

1回や2回ならともかく毎回それだと電話をするのが煩わしくなり、ひいては相手先そのものの印象も低下しかねません。

格安SIMで仕事関連の通話をするなら、かならず通話方式もチェックして音質がいいところにしましょう

かけ放題でも異なる!通話方式とは?

各社のかけ放題サービスは同じかけ放題といっても仕組みに違いがあり、以下の3つになっています。

それぞれに得手不得手があるので、興味のある方はご一読ください。

プレフィックス方式

発信の際、通常の電話番号の前にプレフィックス番号をつけて発信することで接続料が安い回線を経由し、電話料金を下げる方式。

電話回線を使うため品質は落ちにくいが110番などの3桁番号やフリーダイヤルに発信できず、経由する回線によっては固定電話にかける際非通知になる場合がある。

プレフィックス番号は専用アプリを使って発信することで自動的につけられるが、アプリを使わずプレフィックス番号なしで発信するとかけ放題が適用されず通常の電話料金が請求されるのもデメリットのひとつ。

IP電話方式

キャリアの電話回線を使わず、インターネット回線を使って通話をすることで安くする方式。

IP電話同士だと通話し放題になることが多い。

インターネットが混雑しているなどの影響により、通話が途切れたり応答が遅れることがある。

IP電話用の050から始まる番号になり、090や080などの番号を引き継ぐことができない。

通常電話回線

ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアで通話するのと同じ国内の回線を使って通話をする。

そのため品質は3者の中で一番いいが、格安SIMでは提供しているところが限られ、現在はキャリアのサブブランドであるワイモバイルやUQモバイルが提供している。

これらは一般的には価格面ではIP電話→プレフィックス→通常回線の順で価格が高くなり、音質は逆に通常回線→プレフィックス→IP電話となっています。

これらを踏まえて、

料金での比較

通話品質での比較

を行いつつベストなかけ放題プランをさぐってみましょう。

格安SIM各社の無制限かけ放題を比較~料金編~

それでは早速無制限のかけ放題を提供している格安SIMと価格、さらに最低価格のプラン料金を加えた最低の運用費を比較してみます。

以下の表をごらんください。

格安SIM
かけ放題サービス
料金音声SIM最低プラン料金合計料金
ワイモバイル
スーパーだれとでも定額
1,000円/月1年目1,980円/月
2年目2,980円/月
(スマホプランS)
平均3,480円/月
楽天モバイル
楽天でんわ かけ放題
2,380円/月1,250円/月
(ベーシックプラン)
3,630円/月
イオンモバイル
050かけ放題
1,500円/月1,130円/月
(音声500MBプラン)
2,680円/月
もしもシークス
かけたい放題フル
1,800円/月980円/月
(基本プラン)
2,780円/月

プラン料金込みで一番安く使えるところは?

無制限のかけ放題を提供している格安SIMプランでそれぞれオプション価格と契約できる最も安いプランの合計では、イオンモバイルの050かけ放題+500MBプランが2,680円/月と最安です。

次に安いのはもしもシークスのかけたい放題フル+基本プラン(500MB)で2,780円/月となり、平均3,480円/月のワイモバイル、3,630円/月の楽天モバイルと続きます。

格安SIM各社の無制限かけ放題を比較~音声品質編~

次に回線種別、プレフィックスのありなし、アプリの要/不要、音質をまとめました。

格安SIM
かけ放題サービス
回線プレフィックス専用アプリ音質評価
ワイモバイル
スーパーだれとでも定額
電話回線なし不要
楽天モバイル
楽天でんわ かけ放題
電話回線ありあり
イオンモバイル
050かけ放題
IP電話あり
もしもシークス
かけたい放題フル
電話回線ありあり

通話品質がいいのは?

通話品質がいいのはワイモバイルで、これはキャリアなどで使う電話回線と同じものを使いますので回線の安定性、音質とも一番です。

次にプレフィックス方式の楽天モバイルともしもシークス、一番低いのはIP電話のイオンモバイルとなります。

仕事に使うならワイモバイルがおすすめ!

価格と品質の二つの面で比較してみましたが、仕事で使うことを考えるとワイモバイルがおすすめです。

その理由はまず通話品質がキャリア同等でいいこと。

その次に、プレフィックス方式やIP電話には仕事で使うには欠点があることです。

まずプレフィックス方式のもしもシークスは通話品質はまずまずですが、海外の回線を経由するため固定電話にかけると通知圏外となり非通知になってしまいます

IP電話のイオンモバイルは通話品質が悪く、携帯電話の番号も引き継ぐことができません

楽天モバイルはもしもシークスと同じプレフィックス方式ですが、現在のところ非通知にはならないものの、価格面でワイモバイルに劣ります。

ワイモバイルは現在最大15,000円のキャッシュバックキャンペーンを行っているのもポイントで、これを使えばさらにコストを下げる事ができます。

ワイモバイルのキャンペーンについて詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/ymobile-campaign/”]

ワイモバイルは以下のリンクから契約できます。

今回おすすめしたワイモバイルについて

Y!mobile(ワイモバイル)


ワイモバイル(Y!mobile)はソフトバンクが運営する格安SIMで、回線はソフトバンクのものに加え、ワイモバイルが独自に持っている通信設備も使えるため「ソフトバンク+α」のエリアが利用可能です。

また主要プランの「スマホプラン」では10分以内の通話がかけ放題で、通話に強い格安SIMです。

通信速度はほぼソフトバンクと同等で、キャリア品質の速度があります。

またワイモバイルは全国各地に実店舗を設けているため、即日の契約とMNP手続きが可能です。

端末に関してはSIMフリースマホに加えソフトバンクのものが使えますが、ソフトバンクで買った端末はSIMロック解除が必要です。

参考:Y!mobile(ワイモバイル)公式

ワイモバイルについては以下の記事に更に詳しくまとめています。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/ymobile/”]