WiMAXとは

WiMAXとは簡単な設定をするだけで、基本的にどこにいても手軽に高速インターネット通信を利用できる端末のことです。持ち運びのできる小さなルーターを使って電波を受信するため、パソコンやゲーム機、スマホ、タブレット等と無線でインターネット接続をすることができます。

Wi-Fiよりも通信速度が速く、携帯性に優れているため最近大きく注目されているのです。現在WiMAXの回線を管理しているのはUQコミュニケーションズという会社ですが、この回線を利用して20社ほどのプロバイダがWiMAXのサービスを提供しています。WiMAXにはどのような特徴があるのでしょうか。早速見ていきましょう。

どこでもネットが使用できる

WiMAXのルーターの電波が届く範囲なら、どこにいてもネットを楽しむことが可能です。ルーター自体の大きさもスマホと同じくらいなので、気軽に持ち運ぶことができます。

複数の端末と接続することができる

1つのWiMAXのルーターで同時にいくつものパソコンやタブレット、スマホと接続し、インターネット通信を行うことができます。

通信費が安くなる

パソコン、スマホ、タブレットなど端末ごとに異なるインターネット契約をしている方も多いでしょう。もしWiMAXを利用すれば、複数の端末でインターネット接続が可能なため通信費を節約することができます。

通信速度が速い

インターネットを使用する際に気になるのが何といっても通信速度。やはり動画やデータのダウンロードもストレスを感じることなくスムーズに行いたいですよね。WiMAXは最大220Mbpsという高速通信のため、高画質の動画や大きなデータをダウンロードすることが可能です。

配線工事もなく、部屋もスッキリ

通常、光回線などは配線工事をしてもらう必要があるため、申し込みから実際にインターネットが使えるようになるまで時間が掛かってしまいます。また部屋の中に器具やコードを設置する必要があるために、どうしても部屋の印象が乱雑になりがちですし、コードや器具の周りはホコリがたまりやすく汚れやすくなってしまいます。

その点、WiMAXは小さなルーター1つでネットが利用できるため、端末が届いてから自分で設定すれば直ぐにネットが使えるようになり、部屋の中がごちゃごちゃとすることもありません。

気になる料金プランは?

さてWiMAXの主な特徴が分かったところで、気になってくるのが具体的な料金プランです。ここではUQ WiMAXの料金プランを例に出して月々どれくらいの費用が必要なのかについて説明していきます。まずUQ WiMAXには月額4380円のUQ Flatツープラスギガ放題と月額3696円のUQ Flatツープラスの2種類の料金プランがあります。

UQ Flatツープラスギガ放題は名前の通り使い放題のプランで、データの容量制限を気にすることなく利用することができます。そしてもう一方のUQ Flatツープラスでは1ヶ月で利用できるデータ容量が7GBと設定されているため、この容量を超えてしまうと一気に128kbpsという非常に遅い通信速度へと変更されてしまいます。

そのためデータの上限を超えないかどうかが心配であれば、使い放題のプランに申し込むことをお勧めします。もちろん月ごとに料金プランの変更を行うことも可能なので、もしたくさん使用する場合は使い放題のプラン、あまり使用しない月では上限のあるプラン、といったふうに月ごとに料金プランを変更してさらにお得に利用することもできます。

お得にWiMAXを契約するためのポイント

さてここまで色々とWiMAXについて説明してきましたが、この説明を聞いて是非自分も使ってみたいと思った方もいるのではないでしょうか。そこで実際にどの業者やプロバイダを経由してWiMAXを購入すればいいのかについて次に説明していきます。

データ容量をチェック

業者によって月に利用できるデータ容量には違いがあります。上記で例に出したUQ WiMAXでは使い放題と7GBの2つのプランがありますが、Y!mobileやドコモでは使い放題のプランはなく、全てのプランにデータの容量制限があります。

月々の使用できるデータの上限を超えると使い物にならないほど通信速度が遅くなってしまうため、普段ネットで動画を頻繁に視聴したり、大量のデータをダウンロードする方は出来るだけ使い放題のプランがある業者を選びましょう。

データ制限時の速度をチェック

ただ、いくら使い放題のプランとは言え、使いすぎた場合には通信速度に制限が掛かるように設定されています。この制限は回線の混雑回避のために設けられたもので、ネットワークがちょうど混雑している時間帯に設定されているのです。しかし速度制限がかかる条件は業者によって異なります。

例えばY!mobileでは3日間で3GB使用した場合に通信速度の制限がかかってしまい、その制限速度も128kpbsと非常に遅いものです。これでは普段のようにネットを使用することができませんよね。一方auやUQ WiMAXでは3日間で10GB使用した場合に制限がかり、制限速度は1Mbpsです。

この速度は普段使用している通信速度と比較すると遅くなるとは言え、You Tubeの標準画質の動画なら問題なく視聴できるレベルなので、普段使う分にほとんど支障はないと言えるでしょう。

プロバイダ経由の申し込みでかなりお得に!

WiMAXを購入する際、家電量販店やUQ WiMAXの公式サイトで申し込もうとしていませんか?実はお得なプロバイダ経由でWiMAXを申し込むと、店舗やUQ WiMAXの公式サイトから申し込むのと比べて何と!数万円もお得に購入することができるのです。特に「GMOとくとくBB」や「BIGLOBE」「So-net」等のプロバイダはお勧めです。

これらのプロバイダは主にネットでWiMAXの申し込みを受け付けているため、人件費等のコストが掛からず結果として非常に安い価格で販売することが可能なのです。WiMAXを申し込む際には、必ずプロバイダ経由で申込みされることを強くお勧めします。

WiMAXのデメリット

さて今までWiMAXの利点について話してきましたが、特にデメリットはないのでしょうか?ここではWiMAXを利用する際に起こりうる問題点について考えていきます。

地域によってWiMAXの回線が対応していないエリアがある

現在ではWiMAXが対応できるエリアはどんどん拡大し、全国の政令指定都市の人口カバー率は99%となっているため、大都市においては問題なく使用できるようになっています。ただ一部の地方や山間部では繋がりづらいことも…。そのため申し込みの際に利用が可能なエリアについて確認したほうが良いでしょう。公式サイトから対応エリアについては確認をすることができます。

2年間解約できない

WiMAXは基本的に2年間契約のため、途中で解約するとなると違約金が発生してしまいます。例えば一年未満で解約の場合、19000円もの違約金を支払わなければなりません。更新は自動で2年ごとに行われるため、2年ごとにしか解約できる月がまわってこないので注意が必要です。

もしこれらのデメリットが不安で購入をためらっている場合には「Try WiMAX」というお試し制度を一度試してみてはいかがでしょうか。「Try WiMAX」は15日間無料でWiMAXを利用できる制度で、もちろん配送料や通信料、登録料なども一切かかりません。

実際の利用環境での通信速度がどれくらいなのか、WiMAXの端末がどのようなものなのかなどを実際に試してみることで使用前に抱いていた疑問や不安点が解消されると思います。

レンタルをする前に一度自分の居住地や職場がWiMAXのエリア内に含まれているかの判定を公式サイトで行う必要があるのですが、もし通信可能との判定が出ても、建物が密集している地域や建物の奥、地下や高層階ではやはり回線状態が悪くなることもあるため、レンタルをしてみて実際の利用環境でも一度確認しておいた方が良いでしょう。

もしエリア判定で△が出てしまった場合は、必ずレンタルをして通信が出来るかを確認してみましょう。WiMAXを購入してからネットが使えないことが判明し、解約金を払わざるを得ない事態になることを避けるためにも是非一度レンタルすることをお勧めします。