WiMAX2+の基本情報・1

通信速度について

サービス開始時の通信速度は下り最大110Mbpsでしたが、その後はCAにより下り最大220Mbpsまで高速化され、さらに2016年末からは4×4MIMOによって下り最大440Mbpsまで通信速度が向上しました。

通信エリアについて

サービス開始時には500局程度だった基地局数が2017年2月には30000局に到達するなど、現在は急速に通信エリアを拡大しています。そして2016年時点では、全国主要都市の99%以上、そして主要都市以外でも94%以上で通信サービスが利用可能であることが発表されています。

さらに、WiMAX2+の通信圏外であってもハイスピードプラスエリアモードのau 4G LTEを利用することで、auの通信エリア内であれば通信サービスが利用できます。

通信速度制限について

一般的なモバイル端末の通信サービスには、3日間で利用可能なデータ容量が3GBまでという容量制限があり、それ以上のデータ容量を使用した場合に通信速度が大幅に減速化します。しかし、WiMAX2+の場合は3日間で10GBまで使用できます。

さらに容量制限を過ぎて通信速度制限が適用された場合でも、他社が128kbpsという通常のネット利用が困難な通信速度まで減速化することに対して、WiMAX2+は減速化しても1Mbpsの通信速度で利用できます。そのため通信速度制限が適用中であっても、標準画質なら動画サイトを視聴できるなど、通常のネット利用にほとんど支障をきたしません。

データ容量について

大手キャリアの料金プランの場合、月間のデータ容量制限が20GBの料金プランで月額8000円程度かかるなど高額な月額料金を支払う必要があります。しかし、WiMAX2+は月間のデータ容量制限が7GBの通常プランが月額3600円程度、そして月間の容量制限が存在せず無制限に利用できるギガ放題プランが4300円など、大手キャリアよりもお得な料金でより多くのデータ容量を使用できます。

WiMAX2+の基本情報・2

対応端末が多い

WiMAX2+は自宅のパソコンやタブレットなど、スマートフォン以外にも様々な端末で利用できます。そのため、光回線などの固定回線と大手キャリアの料金プランなど、複数の通信サービスを利用している方の場合は、WiMAX2+を利用して通信サービスを一本化することで通信料金を大幅に節約できます。

au 4G LTEが利用できる

WiMAX2+では通信モードの1つである「ハイスピードプラスエリアモード」を選択することで、au 4G LTEを使ったデータ通信を利用できます。そのため、WiMAX2+の通信エリア圏外であってもauの通信エリア内であればデータ通信が利用できます。

開通工事が不要

光回線などの固定回線と違って、WiMAX2+を利用する際に開通工事を行う必要がありません。そのため、固定回線の場合は申込後に通信回線が開通するまで数週間から1ヶ月程度の期間待たされる場合がありますが、WiMAX2+は契約を申込後に早ければ即日で通信回線が開通して、すぐに通信サービスを利用できます。

また、引っ越しをする場合の手続きは簡単な住所変更のみで、引っ越し先での開通工事や現在の通信回線の撤去などは不要です。

WiMAX2+の主なプロバイダ

GMO とくとくBB WiMAX2+

「GMO とくとくBB WiMAX2+」には34000円のキャッシュバックがあり、さらにWiMAX2+に使用するルーターや専用クレードルなどが無料で貰えます。そして長期利用者割り引きがあるため、契約後の24ヶ月間に適用される586円の月額料金割り引き「おトク割」が終了したあとも同じ月額料金で利用できます。

また、一般的なプロバイダの場合は違約金なしで契約を解除できる「初期契約解除」の期間が通信サービスに利用する機器を受け取ってから8日以内ですが、「GMO とくとくBB WiMAX2+」は20日以内の契約解除には違約金が発生しないという制度を実施しています。

So-net モバイル WiMAX

「So-net モバイル WiMAX」には20000円のキャッシュバックがあり、通信に利用するルーターは無料で貰えます。そして利用開始月には月額料金無料で通信サービスが行えます。また、ギガ放題プランは1〜2ヶ月目の月額料金が980円で、3〜24ヶ月目までは月額3480円という割安の料金で利用できます。

さらに、インターネット初心者の疑問に専門の担当者が答えてくれる「安心サポート」、通信機器の破損から自宅の水回りのトラブルまで広く対応してくれる「くらしのお守り ワイド」、最大で5台の機器に使用できるセキュリティソフト「カスペルスキー セキュリティ」という3つの有料サービスを、最大で12ヶ月間無料で使える特典が貰えます。

Broad WiMAX

「Broad WiMAX」はキャッシュバックを行っていませんが、利用開始後の3ヶ月目まで月額2726円という、他社と較べて割安の月額料金で通信サービスを利用できます。そして4ヶ月目以降も他社より数百円程度安い月額料金で利用できます。

さらに契約の申込みをウェブで行ってクレジットカードによる支払いを利用することで、18857円の初期費用が0円になります。また、通信に利用するルーターは無料で貰えて、複数台で契約すると最大で20万円割り引きされる法人割り引きなどのお得な料金プランが多数存在します。

BIGLOBE WiMAX2+

「BIGLOBE WiMAX2+」には最大20000円のキャッシュバックがあります。またギガ放題プランを24ヶ月間利用すると、13000円のキャッシュバックと大幅な月額料金の割り引きによって総額で60570円もお得なキャンペーンが行われています。

そして他社の場合はキャッシュバックの通知方法が分かりにくかったり、キャッシュバックを受け取るための手続きが複雑なためキャッシュバックを受け取り損なう場合がありますが、「BIGLOBE WiMAX2+」は封筒で通知してくれる上に簡単な手続きでキャッシュバックを受け取れます。

DTI WiMAX 2+

「DTI WiMAX 2+」には最大20000円のキャッシュバックがあり、ルーターを無料で貰えます。そして他社の料金プランの多くが契約から2年が過ぎると様々な割り引きキャンペーンの適用期間が終了して標準プランでも月額4000円程度になりますが、「DTI WiMAX 2+」の場合は永年で月額3500円で利用できます。

また料金プランを月単位で変更できるため、長期旅行の時だけデータ容量が無制限のギガ放題プランに変更するなどの利用方法が可能です。

WiMAX2+の専門用語

ギガ放題

ギガ放題とは、1ヶ月で使用可能なデータ容量の制限が存在せず、無制限でデータ通信を利用できる料金プランのことです。しかしハイスピードプラスエリアモードを利用すると、月間7GBまでという容量制限が適用されます。

CA

CA(キャリアアグリゲーション)とは、複数の電波を束ねて通信速度を高速化する技術のことです。高速化以外にも、繋がりにくい電波があった場合に他の電波が繋がれば通信サービスを利用できるというメリットがあります。

4×4 MIMO

4×4 MIMO(フォーバイフォーマイモ)とは、ルーター側と基地局側で4本ずつのアンテナを用意してデータの送受信を行うことで通信速度を高速化する技術のことです。

ノーリミットモード

WiMAX2+が登場する以前の通信サービスであるWiMAXを利用したデータ通信を行える通信モードです。しかし、WiMAX2+の登場以降はサービスが縮小されており、当初は下り最大40Mbpsだった通信速度が現在は下り最大13Mbpsまで減速化しています。

ハイスピードモード

WiMAX2+を利用可能なすべての機種が搭載している標準の通信モードです。

ハイスピードプラスエリアモード

WiMAX2+に加えて、au 4G LTEによるデータ通信も利用できる通信モードです。WiMAX2+の対応エリア圏外であっても、auのエリア内であれば通信サービスを利用できます。しかし、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると月額料金に別途1000円程度が加算されて、ギガ放題プランを利用している場合でも月間7GBの容量制限が適用されます。