台湾のASUSが展開している人気スマートフォン、Zenfoneシリーズは日本のSIMフリースマホ市場の拡大に大きな役割を果たしてきました。
最新モデルのZenfone3シリーズは2016年後半の登場以後、大画面モデルのZenfone3 Ultraや大容量バッテリーモデルのZenfone3 MAX、エントリーモデルのZenfone3 Laserなど様々なモデルを展開しています。
そしてまた、海外で発売されていた無印Zenfone3のディスプレイ5.5インチ版(ZE552KL)が日本でも発売されることが発表されました。
見た目のデザインはほとんど無印Zenfone3(ZE520KL)と同じですが、一部スペックが上がっているなどいくつかの部分で変更があります。
この記事ではZenfone3(ZE552KL)のスペックや機能、価格、Zenfone3(ZE520KL)との比較を行っています。
またZenfone3(ZE520KL)の新色クリスタルゴールドなどその他の話題もまとめました。
スマホ購入の参考にしていただければ幸いです。
目次
Zenfone3(ZE552KL)のスペック
Zenfone3(ZE552KL)のスペックは以下となります。
| 機種名 | Zenfone3 (ZE552KL) |
|---|---|
| ボディカラー | サファイアブラック、パールホワイト |
| サイズ(H×W×D) | 152.59mm×77.38mm×7.69mm |
| 重量 | 約155g |
| OS | Android 6.0.1 |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 625 2GHz 8コア |
| メモリ／ストレージ | RAM 4GB／ROM 64GB |
| 外部メモリ | microSDXC(最大2TB) |
| ディスプレイ | 5.5型IPS液晶 |
| 解像度 | 1,920×1080ドット (フルHD) |
| カメラ | アウトカメラ：1600万画素 インカメラ：800万画素 |
| バッテリー | 3,000mAh |
| SIMスロット | SIM1: 2G/3G/4G microSIMスロット×1 SIM2: 2G/3G/4G nanoSIMスロット×1 ※SIM2のnanoSIMスロットはmicroSDカードと共用 |
| 通信 | FDD-LTE：Band1/2/3/5/7/8/18/19/26/28 TD-LTE：38/39/40/41 3G（W-CDMA）：1/2/5/6/8/19 |
| 対応回線 | ドコモ/au |
| Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
| GPS | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
| 加速度センサー | ○ |
| 近接センサー | ○ |
| 指紋認証センサー | ○ |
| ジャイロスコープ | ○ |
| NFC | × |
| 本体価格 | 42,800円(税抜) |
| 取り扱い | ASUS ZenFone Shop |
まずSoCは既存モデルのZenfone3(ZE520KL)と同じQualcommのSnapdragon625を搭載しています。
スペック的にはミドルハイクラスで、普通の3Dゲームであれば問題なく動作するレベルです。
メモリは4GB、ストレージは64GBでZenfone3(ZE520KL)よりもスペックアップしており、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)での運用にも余裕ができました。
ディスプレイサイズは5.5インチで、1世代前のZenfone2(ZE551ML)と同じサイズ。
バッテリー容量は3,000mAhで、1日の使用には十分な容量があります。
ドコモとau両方のバンドに対応しており、auVoLTEにも対応していますので格安SIMを選ばない運用が可能です。
Zenfone3(ZE552KL)のカメラ、DSDSなど機能面について
Zenfone3(ZE552KL)のカメラは既存モデルのZenfone3(ZE520KL)と同じ、背面1600万画素、前面800万画素です。
レーザーオートフォーカスやPixelmaster3.0などのカメラ系機能も搭載されているため、カメラ機能に関してはZenfone3(ZE520KL)と同じと見てよさそうです。
デュアルSIMデュアルスタンバイやキャリアアグリゲーションにももちろん対応していますが、SIMスロットの1つはmicroSDスロットと共用のため、SIMを2枚挿した時にはmicroSDは使えません。
ただZenfone3(ZE520KL)よりもストレージ容量が倍の64GBあるので、microSDが使えなくてもストレージにはある程度余裕ができました。
センサー系は指紋認証センサーにポケモンGOで必要なジャイロセンサーなど、必要なものはそろっています。
Zenfone3(ZE552KL)とZenfone3(ZE5202KL)の比較
Zenfone3(ZE552KL)と既存モデルのZenfone3(ZE5202KL)を比較してみました。
| 機種名 | Zenfone3 (ZE552KL) | Zenfone3(ZE520KL) |
|---|---|---|
| ボディカラー | サファイアブラック、パールホワイト | サファイアブラック、パールホワイト、クリスタルゴールド |
| サイズ(H×W×D) | 152.59mm×77.38mm×7.69mm | 146.8×73.9×7.69mm |
| 重量 | 約155g | 約144g |
| OS | Android 6.0.1 | Android 6.0.1 |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 625 2GHz 8コア | Qualcomm Snapdragon 625 2GHz 8コア |
| メモリ／ストレージ | RAM 4GB／ROM 64GB | RAM 3GB／ROM 32GB |
| 外部メモリ | microSDXC(最大2TB) | microSDXC(最大2TB) |
| ディスプレイ | 5.5型IPS液晶 | 5.2型IPS液晶 |
| 解像度 | 1,920×1080ドット (フルHD) | 1,920×1080ドット (フルHD) |
| カメラ | アウトカメラ：1600万画素 インカメラ：800万画素 | アウトカメラ：1600万画素 インカメラ：800万画素 |
| バッテリー | 3,000mAh | 2,650mAh |
| SIMスロット | SIM1: 2G/3G/4G microSIMスロット×1 SIM2: 2G/3G/4G nanoSIMスロット×1 ※SIM2のnanoSIMスロットはmicroSDカードと共用 | SIM1: 2G/3G/4G microSIMスロット×1 SIM2: 2G/3G/4G nanoSIMスロット×1 ※SIM2のnanoSIMスロットはmicroSDカードと共用 |
| 通信 | FDD-LTE：Band1/2/3/5/7/8/ 18/19/26/28 TD-LTE：38/39/40/41 3G（W-CDMA）： 1/2/5/6/8/19 | FDD-LTE：Band1/2/3/5/7/8/ 18/19/26/28 TD-LTE：38/39/40/41 3G（W-CDMA）： 1/2/5/6/8/19 |
| 対応回線 | ドコモ/au | ドコモ/au |
| Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
| GPS | ○ | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.2 |
| 加速度センサー | ○ | ○ |
| 近接センサー | ○ | ○ |
| 指紋認証センサー | ○ | ○ |
| ジャイロスコープ | ○ | ○ |
| NFC | × | × |
| 本体価格 | 42,800円(税抜) | 39,800円(税抜) |
| 取り扱い | ASUS ZenFone Shop | ASUS ZenFone Shop |
一覧で比較してもかなりの部分が共通なのがわかります。
機能面や外装はほぼ同等で、スペックも一部以外はほぼ同等です。
差があるのがディスプレイ(5.2→5.5インチ)、メモリ(3GB→4GB)、ストレージ(32GB→64GB)、バッテリー容量(2,650mAh→3,000mAh)で、メモリとストレージは差が感じられますが、ディスプレイとバッテリーは明確な差別化ができるほどではありません。
やはりDSDSを使ってもストレージが64GBあるという部分に価格差分の価値を見出せるかどうかが購入のポイントと言えそうです。
またこれらの部分はZenfone3(ZE5202KL)が旧モデルのZenfone2(ZE551ML)と比べてスペックダウンした部分と符合しており、Zenfone2を使っていた人にとってはスペックを犠牲にせずに乗り換えができるというメリットもあるでしょう。
Zenfone3(ZE5202KL)については以下の記事でも紹介してますので、こちらもご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/zenfone3-review-zentour2016/”]
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/asus%E3%82%88%E3%82%8A%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%B3%A8%E7%9B%AE%E6%A9%9Fzenfone3%E3%81%8C%E7%99%BB%E5%A0%B4%EF%BC%81%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E3%80%81%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%83%E3%82%AF/”]
Zenfone3(ZE552KL)の発売日と価格
Zenfone3(ZE552KL)は3月17日発売で価格は税別42,800円、税込で46,224円となります。
5.2インチモデル(ZE520KL)よりも3,000円ほど高い価格ですが、ストレージ容量の増加が大きいので、この価格差であればZE552KLを選ぶ価値はあるでしょう。
Zenfone3(ZE5202KL)に新色のクリスタルゴールドが追加
既存モデルのZenfone3(ZE5202KL)にも新たにクリスタルゴールドが追加されました。
Zenfone3 Deluxeに似た色合いのゴールドで、嫌みのない金色になっています。
Zenfone3(ZE5202KL)はこれまでゴールドやシルバーの色はなかったので、こういったメタリックな色が好みの人にはおすすめです。
「ASUS 春のFone祭り」も開催中
またASUSのオンラインショップ「ASUS Zenfone Shop」では「ASUS 春のFone祭り」と題して以下のZenfoneを購入した人にアクセサリーをプレゼントしています。
キャンペーン期間：2017年3月15日（水）～2017年5月10日（水）購入分まで
対象機種を購入時には自動でアクセサリーが付与されるので、カートにアクセサリーを入れる必要はありません。
間違って同時に購入しないように注意しましょう。
まとめ
Zenfone3(ZE552KL)はDSDS機能とストレージ容量を両立させたい人、また旧Zenfone2に比べてZE5202KLがスペックダウンしていた部分が気になっていた人にはおススメできる一台です。
Zenfone3自体は安定した性能を発揮している機種なので、これを機にZenfone3デビューしてみてはいかがでしょうか。
Zenfone3(ZE552KL)はASUS Shopや家電量販店などで取り扱い中です。
現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e3%80%902016%e5%b9%b4%e7%89%88%e3%80%91%e5%a4%96%e3%81%95%e3%81%aa%e3%81%84sim%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%9b%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/”]
主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]